先日アップしきれなかった山鉾もいくつか載せておきます。
説明が不十分かもしれませんがどうかご容赦の程![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
『鯉山』(こいやま)は中国の龍門の滝を上る鯉が龍に化すという伝説に因み
立身出世のお守りが授与されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/40/a02b19f5e54c60d670f8025b4785908f.jpg)
水引、前掛け、胴掛、見送りなど全てベルギー製の毛綴で重要文化財に指定
こちらは復元新調されたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/c8/048c66dc1b53f6dd819b64861cfafde2.jpg)
見送りは古代ギリシアの詩人ホロメスの『イリアッド』長編叙事詩の一場面
トロイア最後の王の姿を描いたものとされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b9/57b9c3c2ee4f4d2c7ebd0d27130662a8.jpg)
『役行者山』(えんのぎょうじゃやま)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/cc/d76bd5a61af57e22a9637637d19d79a0.jpg)
修験道(しゅげんどう)の開祖である役行者が
一言主神(ひとことぬしのかみ)を使って
葛城と大峰の間に石橋をかけたという伝説に由来しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c7/deeae4690e24b12af7f08164f8bfbed8.jpg)
水引は唐子遊図(からこあそびのず)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/c0/3e21fc1973c433d009a15e0f06f3b62f.jpg)
前懸は「牡丹胡蝶図」と「雲龍文様」の三枚継ぎ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/2b/293de526b9f0255f7ee099861bc75027.jpg)
胴懸は「雲龍波濤文様」の綴錦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/da/9ce9db261921c9d9743f0c16b70fb1d1.jpg)
『芦刈山』(あしかりやま)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/b8/c48d69d2d90fcc0056434c1258331247.jpg)
御神体の古衣装は天正銘の小袖で重要文化財
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/62/25a5098bf5cafe87ad25bda1506d2509.jpg)
『菊水鉾』(きくすいほこ)
町内にあった菊水井戸にちなんで名付けられました。
鉾頭には金色の菊の花がつけられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/14/7a7b1d62b1ebe2de2db85509a73da140.jpg)
菊の葉からしたたり落ちる露を飲んで700歳まで生きたという菊滋童(きくじどう)
その為、菊水鉾は不老長寿の鉾とされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/cc/c05f3b9d0cf641645237d1b4de76dd25.jpg)
懸装品の多くは昭和を代表する工芸染織家
山鹿清華、皆川月華、皆川泰蔵の作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/4c/935c0a2bb77e4881520c37845724b417.jpg)
幕末の兵火で消失しましたが昭和になってから再興され
「昭和新鉾」とも言われています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/44/c44741d2680ba6b17f87ebc92104b28d.jpg)
海老名峰彰作の鳳凰の懸魚の飾り
各所に菊の花を象った飾りが付けられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/0d/5e6f373a068a4fd4bbb7bb92b610785a.jpg)
水引、胴掛
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/d9/b690d76f871e7fc8614c219d419989a8.jpg)
階段で直接鉾に上がる事ができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/50/b2694345cd6b768e3a2904fc1f5d8eda.jpg)
こちらは『山伏山』(やまぶしやま)の水引
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/81/8b0666843323faa78189995c16ed727a.jpg)
前掛は雲中の龍・青海波・麒麟を刺繍で豪華に描いた中国製です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/44/cac3e5c1686d98c15a01cf1cced5fcaa.jpg)
水引は、繭から糸を紡ぎ布を織り上げるまでを描いたもので
「中国風俗機織養蚕楼閣人物図」の錦織
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/28/dd37a3ebe13c86a32060abe09f51fbbf.jpg)
他にも色々と撮って来たのですが
まだ整理出来ていないので
また来年載せることにします~
色々と見て下さり誠にありがとうございました