京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




ベンガラ色の壁に格子窓、竹の腰壁と風情ある佇まいのお蕎麦屋「大黒屋」さん
四条河原町の交差点を北へ・・・河原町通をBALビル方向に歩き
ハーゲンダッツの横を入り木屋町方面へ少し入った所に本店があります。
(三条通からは木屋町通を下って南車屋橋を渡ると直ぐ)

創業は大正5年、”生そば”の赤い提灯が良い感じです。
一見、浅草にあっても良い様な雰囲気?

店内に入り奥に進むと右側が小上がりのお座敷になっています。
床の間には大きな大黒様が・・・

席に着くとダッタンソバ茶が出されます。
このダッタン蕎麦というのは見た目は普通の蕎麦と殆ど変わらないようですが
ルチンという成分が約100倍含まれているとかで健康効果が期待されているもの。
お茶はとても芳ばしくて美味しいです。

メニューは温かいお蕎麦からざるまで各種色々あります。

「季節の蕎麦」というその時期だけ特別に出しているお蕎麦もあり
春は若筍、秋は松茸、冬は鴨なんばん等が楽しめます。

9月までの限定、うごま「胡麻そば」はゴマダレに
各種スプラウトを薬味にして頂くお蕎麦でサラダ感覚のヘルシーなざる

「高瀬御膳」は温かいお蕎麦に小鉢や天ぷら、にしん等がつくセット物

天ぷらや鰊の炊いたものを上にのせて食べても美味しい

「鴨なんばん」がまだメニューに無いので鴨ロースを単品で注文

今回はお蕎麦にしましたが丼物も美味しいそうです。
親子丼や木の葉丼も気になります。

奥のテーブル席もありゆっくりできます。

賑やかな河原町通から1つ入った所ですが
観光のお客さんで混みあう事もないので落ち着けて良い所です。

大丸さん京都店の東側にも支店があります。



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御所の健礼門南側にある小高い丘、凝華洞跡の大きな松の袂でひっそりと咲いていた彼岸花
凝花洞跡(ぎょうかどうあと)は第111代後西天皇退位後の仙洞御所があった所とされています。
(因みに仙洞御所とは天皇が退位した後に住む所)

元治元年(1864年)禁門の変の頃、守護職であった松平容保の仮本陣にもなった場所です。



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9月も残り少なくなってきましたが昼間はまだまだ暑さを感じます。
今年は冷夏だったせいか「かき氷」を食べたという記憶が殆どなく
久しぶりに二年坂「かさぎ屋」さんへ・・・

清水寺の子安の塔へ向かう安産祈願の道とも言われる「三寧坂」
それに続く「二寧坂」は「二年坂」とも呼ばれていますが
由来は単に三年坂に連なる坂であった為という説や
坂が出来たのが大同2年(西暦807年)であった為という説など色々あるようです。
三年坂から二年坂に入った石段沿いの甘味処「かさぎ屋」さん
”甘党の素通出来ぬ二寧坂”(天眠)と書かれた駒札が立っていますが
これは与謝野晶子や鉄火の後継者であった小林政治(号=天眠)という人の句だとか・・・。

夏は「かき氷」などのメニューもありますが普段は「御膳しるこ」や「三色萩之餅」(三色おはぎ)等が人気
隣に住んでいた画家の竹久夢二が通ったということでも有名な店です。

大正3年(1914年)創業のお店は中に入ると昔の風情をそのままに残し
古い天井には千枚札が貼られ、壁には竹久夢路の水墨画も飾られています。
(写真では分かりにくいですが一番左の額に入った絵)

テーブルに着くと特注の清水焼で作られたオリジナル急須セットが出されます。
店の雰囲気とマッチしてなんとも良い感じ

さて、この時期になり慌てて注文したのがこちら!「しるこセーキ」
9月までの限定なのでとにかくこれを頂くしかないです

かさぎ屋さん独特のこの珍しい「しるこセーキ」は
フローズンの汁粉に白玉が入ったもので
初代の考案で創業当時からあったそうですがどうやって凍らせていたのでしょう???
随分とハイカラ(?)なものであったに違いありません。
滑らかな舌触りの汁粉に白玉が良いアクセントで癖になる美味しさ。

人気の「御膳しるこ」は善哉が主流の関西では漉し餡の汁粉は珍しかったそうで
関東から嫁いだ先代の女将さんが京都で初めてお品書きに”おしるこ”を記したとも言われています。
因みに汁粉と善哉は関西と関東で少し違ってくるようで
関西では関東で言う粒餡の入った田舎汁粉や小倉汁粉は”善哉”と呼び
こし餡でできた御膳汁粉のみを”汁粉”とよぶようです。
東京などでは汁の少ない餡に近いものが善哉とよばれる事が多いようですね。

今の時期は白い暖簾がかかっていますが
やがて看板メニューの「御膳志る古」の暖簾に代わると思います。



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下鴨神社近くの老舗洋食店「グリル生研会館」さん
昭和33年創業の京都に古くからある人気の洋食屋さんですが
1軒屋の店舗ではなく財団法人「生産開発化学研究所」というビルの1階に入っています。

下鴨神社で結婚式を挙げた人も時々パーティなどに使うそうで
貸切の時は利用できないようですが普段はランチやディナーが楽しめます。

お昼は列ができることもしばしば・・・
12時を過ぎると直ぐに座れないこともあるので
電話で予約してから来店・・・即座れました~
店内は歴史を感じるレトロな雰囲気、クロスの色も良い感じです。

(因みにパイプ椅子は荷物置き用

ランチは日替わりもありますが定番のハンバーグ等が人気
エビフライとセットになったランチプレート(1400円)と

ミニステーキとエビフライがセットになったBランチ(1500円)をオーダーしました。

両方ともたっぷりの野菜サラダの付け合せで
ハンバーグやお肉のデミグラスソースがとにかく美味しいです
細目のパン粉で揚げられたエビフライも美味しくタルタルソースも手作り
ミニステーキのお肉が柔らかくて
カレーに付く様な福神漬けやらっきょうがライスと一緒に出てくるのも
古くからある洋食屋さんらしくて面白いです

ハンバーグ、ビーフシチュー、オムライス等の単品もあります。
こういう洋食屋さんの「お子様ランチ」はさぞかし美味しいのだろうなぁ~と思いますが
注文は小学生以下のお子様限定
夜もランチセットのオーダーが可能でスープが付くとハンバーグの方は1800円
ミニステーキの方は1900円、+コロッケが付いたスペシャルランチ2200円もあります。
オリジナルソースがかかったカニクリームコロッケも人気メニューのようです
場所は下鴨本通、バス停「糺の森」前
車の時は下鴨神社さんの有料駐車場(300円)に入れさせてもらうと便利です。



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萩もそろそろ終りかけですが・・・
下鴨神社さんでは参道の糺の森や御手洗池横でちらほら咲いていました。
世界遺産にも登録されている「下鴨神社」は正式名称「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)
上賀茂神社と並んで京都で最も古い神社とされています。

源氏物語などの古い書物にも度々登場する歴史の深い場所で
楼門、舞殿など建物のうち31棟は重要文化財指定
本殿など2棟は国宝に指定されています。



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御所東の梨木神社さんは通称『萩の宮』ともよばれ、境内には約500株の萩があり
毎年9月の中旬、花の咲く頃に「萩まつり」が行われています
(今年は9月19日(土)~23日(水)でした)
萩の枝に結ばれた短冊が秋の風情をより一層引きたてます。



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嵐山・高雄パークウェイ展望台から望む保津峡



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京都駅烏丸口を出て北へ東本願寺さんへ行く途中
烏丸七条交差点西側に「松屋」さんという和菓子屋さんがあります(七条通沿い)
一見地味な感じのお店ではありますが・・・こちらの『おはぎ』が有名。

1個箱入り360円、もちろん2個入り等もありますが
1つでも買えるところが良いです。
普通1個だけ購入というのは躊躇うところですが・・・大丈夫

というのも・・・とにかく特大なのです
12,3cm?はあろうかと思われる大きなおはぎ
普通のおはぎと違い厚みがなく平たい形も独特です。

3日間かけて炊かれるという小豆にお米の粒がしっかり残る餅
しっとりとした食感が個性的で、これを少し冷やして食べるとまた美味なのがとても不思議なおはぎです。
1人1個はかなりボリュームがあるので食べきれないかもしれません
お供物等もされているようで京都駅から七条通に出る地下通路のウィンドウにも飾られています。



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今熊野商店街にある泉涌寺「音羽屋」さんは創業80年の和菓子店
50周年記念創作された「赤飯饅寿」(せきはんまんじゅう)が有名です

大きな栗がのった饅頭生地に御赤飯が入っています。
モチモチとしてほのかに甘い赤飯と
周りの皮が妙にマッチして美味しいです。

1個食べるとかなりボリュームもあり、190円とお値段もリーズナブル
お持ち帰りしてから少し蒸すかレンジでチンしても美味
信州にも赤飯饅頭というのはあるそうですが
京都に来てから初めて知ったこのおまんじゅう
一度食べるとちょっとまた食べたくなる面白いお菓子
ほのかな紫蘇の香り「ゆかりもち」や季節の生菓子も色々あります。
店内の喫茶コーナーではお抹茶と赤飯まんじゅうのセット(550円)や
上菓子セット(600円)などを頂くことも可



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