「京都東山花灯路2011」は被災された地域の復興と亡くなられた方への哀悼の気持ちを込め15日から「京都・東山祈りの灯り」として21日(月・祝)まで開催されることとなり高台寺公園「祈りの広場」他ではメッセージや義援金を募っています。(現在東山エリアの行灯は消灯されています)また誠に勝手ではございますが諸事情により多忙につき暫くの間拙ブログの更新をお休みさせて頂きます
寒い日が続くと桜もまだまだ先のように感じますが・・・JR東海「そうだ 京都、いこう」2011年春キャンペーンの「東寺」さん3月中旬から咲き出す河津桜に始まりソメイヨシノ、山桜、紅枝垂れ桜と、このエリアで長い間花が楽しめます。ポスターの「不二桜」はまだ固い蕾ですが開花期は3月末~4月中旬頃色の濃い八重系の紅枝垂れ桜で弘法大師の「不二のおしえ」から不二桜と命名されたそうです。樹齢120年、高さ約13m、平成18年に三重県から移植されたもので移植できるサクラでは国内最大級!個人的には東寺さんは散り際もお勧め!風情があります。
東寺の売店を何気なく見ていると・・・・”食べるお守り”なる変わったものを発見しました「歯守護」キシリトール!祈願済珍しいので即買いです(笑)”東寺の食堂(じきどう)南に祀られている夜叉神は歯を守って下さる神様と昔より信仰を集めています”ということで、歯の守護神様がいらっしゃるとは驚き!中身はキシリトールとくれば~~~ガムかと思いきや・・・ラムネ菓子です。天然の糖キシリトールのひんやりとした甘さが特徴の錠剤のようなお菓子。こちらの夜叉神様が何故歯の守護にご利益があるとされたかはかつて修行僧たちが歯痛に悩む時などお願いしたところ治ったと伝わることからきているようです。この他に歯神の社や歯のお地蔵様なども京都にあるそうです。
3月に入ってからも気温の低い日が続きますが、東寺では河津桜が咲き始めています。金堂近くはちらほらと鐘楼辺りはだいぶ咲いています。梅やしだれ梅は以前よりも花数が少なく勢いがなくなりちょっと寂しい感じに・・・ 濃いピンクが特徴の河津桜 五重塔(国宝)内部は3月21日まで特別公開中です。
城南宮神苑の椿は古くから自生するヤブフバキから新種まで色々な花を咲かせています。白地に紅縦絞り八重先の「蝦夷錦」(えそにしき) 白色一重筒咲き「初嵐」
「有楽」は太郎冠者という面白い別名がついています。 紅色の猪口咲き「紅侘助」(べにわびすけ) 城南椿
城南宮さんの続き・・・平安の庭から城南の庭にかけて咲く梅の花終盤のものから咲き始めたものまであり、これからまだまだ楽しめそうです。 神苑内では三脚、一脚は禁止ですが「芹川天満宮」の所はOKだそうで暖かい日にはメジロも蜜を吸いに来るので撮れるかもしれませんね。来週にかけてが見頃かもしれません
平安遷都の頃に創建されたと伝わる「城南宮」さん都の南方位を守護したことからその名称が付いたようで方位の神様としても有名です。源氏物語の花の庭を再現した神苑では「しだれ梅と椿まつり」が始まっています。5つある庭園の春の山では約150本の紅白しだれ梅が見頃になってきました。
「しだれ梅と椿まつり」は3月21日(月・祝)まで
三十三間堂のお隣「法住寺」さんの書院で毎年、雛祭期間に行われる「つりびな展」ちりめん生地や時代布などで作られた小さい花やお人形などを飾り紐につけ天井からぶら下げるという面白い雛飾りです。 それぞれの形には意味があるようで、柿や桃は長寿に厄払い草履は足が丈夫になるように、早く立って歩けるようにさるは厄が去る、金魚は目(芽)がでるように、俵ねずみは金運や子宝に恵まれるように鳩は咽ずにお乳を飲むように等々・・・親から子への色々な願いがこめられているようです。この作品は住職のお義母様による手作りだそうで伊豆地方の伝統工芸のようですがお寺に伝わるお雛様や人形などと共に雛祭を彩っています。
高台寺前のねねの道から石塀小路を抜けて下河原通りへ・・・路地を出て右に歩くとやがて八坂神社の南楼門左へ行くと「むら田」さんや「下河原阿月」さん等があり阿月さん前の小さい路地を入った所が「グリル冨士屋」さん大正末期創業の3代続く京都の老舗洋食店。店内はカウンターだけというシンプルな作りですが洋食屋さんらしい雰囲気昼12時開店ですが少し前に行くとご主人がどうぞ~と言ってくれ中へ下ごしらえをする鮮やかな手さばきを拝見しつつしばし世間話 一番の人気メニューは「オムライス」でお客さんの半分以上が注文!シンプルで素朴な味が定評です。今回は色々食べたかったのでちょっと外して洋食弁当(1300円)ハンバーグにチキンカツ、エビフライ、焼き豚、ハム、ポテトサラダ等々・・・洋食版松花弁当といったところでしょうか?ハンバーグやフライは洋食屋さんらしい美味しさ!三段になったビフカツ弁当(1600円)やトンカツ弁当(1100円)もあります。水曜日定休、お昼時には行列ができることもあるので少し早めの入店がお勧め!
桃山時代文禄3年(1594年)創業のお香の老舗「薫玉堂」さん看板に書かれた御本山用達御香調進所とあるように本願寺をはじめとした色々な寺院にお香を納めてきたそうです。以前紹介した観光名所の版画を施した箱の「にほい袋」はお気に入りの1品ですが部屋焚き用のインセンスも香り豊かな良い商品が揃っています。中でも「和(やわらぎ)四季」シリーズは4種類の花の香が楽しめ今の時期に合わせた紅梅や桜などがお勧め!とにかく素敵な良い香りです~焚く前のスティック状態でも部屋などに置いておくと良い香りが広がります。西本願寺前の店舗の入り口に置かれた香炉では「京のせせらぎ」、静かにお香が焚かれています。