と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

コピペ 学習スタイル一考

2008年09月01日 22時00分45秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 コピペってことをNHKの番組でやっていました。クローズアップ現代という番組でした。

 その前に金沢工業大学で、大学の先生方が学生のレポートにそのコピペが多く、見破るソフトを開発したということを知っていたので興味を持っていましたから、余計NHKの番組が面白かったのです。そしたらその先生がたも登場してきたのです。たいへん嬉しかったです。

 確かに情報収集にはコンピュータ、とりわけインターネットは実に有効です。ただし、その「情報」は意図的に編集されていないかどうかについて注意する必要がありますが。

 自分の言葉で考えながら文章を、レポートを書けなくては話になりません。ずっとそう思っていたので、NHKの番組は実に愉快でありました。脳の活性化によくないと例の脳科学者の茂木先生も仰っていた。

 また、三色ボールペン学習法(読書法)を提唱している齋藤孝・明治大学文学部教授も登場してきて、びっくり。2002年に発売された『三色ボールペンで読む日本語』をわたくしも購入してそのまままねしたからです。特に、主観的に大事なところは緑色のボールペンで線を、客観的に大事なところは青色で線を引き、特に大事なところには赤色で線を引くというのは、目からうろこだったものです。今日は、ポストイットでバンバンにふくらんでいた齋藤先生の愛読書も画面に出てきて、大変楽しい時間を過ごしました。『声に出して読みたい日本語』(2001年、草思社)も齋藤先生は書いておられて、こちらもなかなかのものです。日本語暗唱にも効果的な考え方をしておられるのです。

 こういう体で覚えるという作業が大事なんですよとも両先生が言われていた。なるほどなぁ、楽して勉強しようとか、ノートもとらずにとか、そういうのはいかんのですねと理解出来ました。

 ハマトンの「知的生活」という本にも、学習スタイルという点では教えられるところずいぶんとありましたが、今日のこの番組はそれ以来です。ふと、今、ハマトンの本はどこに?とコンピュータから目をそらしたらありました。椎名麟三全集の上に。90センチの距離です。ごめんなさいねと思いました。これからほこりを払って、明日学校に持って行きましょう。でないとかわいそうです、本が。
(^0^)/

 在校生諸君、学問に王道はないようですよ。
 コツコツとやるしか。

 がんばってくださいね。

※コピペ=コピー・アンド・ペースト(Copy and Paste)とは、文章やデータなどをコピー(複写・複製)し、そのコピーしたものを貼り付け(ペースト)するという操作を表すコンピュータ用語である。(Wikipediaより)
 
 
 
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始業式を終えて

2008年09月01日 19時21分44秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 中学生のみなさんも、始業式終わりましたか?

 もっとも2学期制の学校はすでに勉強がスタートしていることでしょう。わが県銚も今日から、試験です。午前中いっぱい。たいしたものです。のんびりスタートなんていう気はさらさらありません。空調の効いた教室で、静かな時間が流れていっています。

 さきほどの始業式でも激励しました。自己満足しないで、自己限定しないで、自分に妥協せず、がんばりましょうと。学年別に呼びかけました。

 3年生には特に、今学期で進路が決まりますから余計親心が出てしまいます。激励の連続でした。2年生には、ボーダーラインのことを言いました。自己の能力よりちょっと上にチャレンジしてみましょうと。1年生には、君たちの頑張りが中学生に評価されている、感謝していると言いました。

 全学年とも、まだまだ向上のチャンスがあります。やるときに、やるしかないのです。そういうことで短い時間でありましたが、話をさせていただきました。

 話をしながら、録音もしていました。自分の話を自己評価するためです。どれだけ分かりやすくやることができたか?ということです。教頭時代から全部やってきました。録音はすべて変換をして、ハードディスクに保存してあります。

 工夫改善です。
 それが自分をかえてくれます。

 ワーズワースという詩人がいます。これは英語の授業で読まされた記憶がありました。あまりにも難しいので辟易していました。内容もよく・・・でした。休日は古本店をめぐることにしていますので、昨日も夕方回っていたのですが、あったのです。彼の文庫本(岩波)が。105円でした。さっそくぱらぱらと見てみると、イギリスの最も優れた自然詩人であり、自然のために自然を歌うことに一生をささげた、静観的態度の詩人であると書いてあって、買ってしまいました。105円ですもの。まったくこの機会を逃したら、悪い思い出があったから一生読まないかもしれませんし。「一人の少年」など実にいい。

 若いときに難しい詩人だからと敬遠していたら、105円と言えども買うことは無かったかもしれません。

 人間何がきっかけになるかわかりません。どんなことでも、注意を怠らず、油断せず、情報収集に努めて向上していってください。ついでに言えば、その「情報」の真偽は常に疑いつつ。もしかしたら「編集された情報」かもしれませんから。

 中学生のみなさんのさらなる向上を銚子の地から願っております。
 
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二学期始業式レジメ

2008年09月01日 08時03分38秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

二学期始業式レジメ
    満足しない人間が進歩する


 暑かった夏が終わり、二学期が始まりました。また、北京オリンピックも終わりました。それぞれの競技に末端で関係している生徒諸君もおられると思います。この中で、自分も将来オリンピックに出場してみたい、出場できる筈だと夢を持った生徒諸君もいるのかも知れません。そういう人には素直に頑張ってくださいと応援したい。
 さて、金メダリストたちのインタビューを見ていて気がついたことがありました。それは、タイトルにも掲げた「満足しない人間が進歩する」ということです。自己限定しないと言ってもいいでしょうか。
 長年ひとつのことをやっていると、どうしても傲慢になってしまいます。生徒諸君の中にも、特にスポーツで一つの種目を長いことやっている人がいると思います。そういう経験の積み重ねの中に、密かに忍び込んでくるのが「慢心」であり、「自己満足」なのです。そうすると周囲が愚者に見えてきます。自分のことが見えなくなります。このことはスポーツだけにあてはまることではありません。勉強でもそうでしょう。
 魯迅が「自己満足しない人間の多くは、永遠に前進し、永遠に希望を持つ」(熱風)と言っています。ちなみに、日本にも留学体験があって、ある意味日本人らしい哲学を持っている作家であります。それはそれとして、この言葉が今回の北京オリンピックの金メダリストたちにぴったりあてはまるのではないのでしょうか。また、銀メダルや銅メダルを取った選手の中で、銅メダルであったことが悔しいと、泣いていた選手もいました。私が注目したのは、女子柔道の中村選手。銅メダルであったことが何より悔しかったと言っています。そして、もう毎日五時間の稽古を開始しているのです。
 この程度でいい、努力したってしょうもないと自己限定をしてはいけません。また、模試や大会の成績が悪くても嘆くことはないのです。
 「花の咲かない時は根を伸ばす」のです。じっと耐え、次の機会をねらい、力を蓄えましょう。
 もう夏休みが終わってしまったと嘆いている暇があったら、どうか「もう」から「これでやっと普通の生活に戻ってバンバン勉強ができる」と考え方を切り替えてください。
 天高く馬肥ゆる秋とは言いますが、わたくしはそれを天高くあなたの頭脳も肥ゆる秋と言い換えたいくらいですから。
 頑張りましょう。  


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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/