その前に金沢工業大学で、大学の先生方が学生のレポートにそのコピペが多く、見破るソフトを開発したということを知っていたので興味を持っていましたから、余計NHKの番組が面白かったのです。そしたらその先生がたも登場してきたのです。たいへん嬉しかったです。
確かに情報収集にはコンピュータ、とりわけインターネットは実に有効です。ただし、その「情報」は意図的に編集されていないかどうかについて注意する必要がありますが。
自分の言葉で考えながら文章を、レポートを書けなくては話になりません。ずっとそう思っていたので、NHKの番組は実に愉快でありました。脳の活性化によくないと例の脳科学者の茂木先生も仰っていた。
また、三色ボールペン学習法(読書法)を提唱している齋藤孝・明治大学文学部教授も登場してきて、びっくり。2002年に発売された『三色ボールペンで読む日本語』をわたくしも購入してそのまままねしたからです。特に、主観的に大事なところは緑色のボールペンで線を、客観的に大事なところは青色で線を引き、特に大事なところには赤色で線を引くというのは、目からうろこだったものです。今日は、ポストイットでバンバンにふくらんでいた齋藤先生の愛読書も画面に出てきて、大変楽しい時間を過ごしました。『声に出して読みたい日本語』(2001年、草思社)も齋藤先生は書いておられて、こちらもなかなかのものです。日本語暗唱にも効果的な考え方をしておられるのです。
こういう体で覚えるという作業が大事なんですよとも両先生が言われていた。なるほどなぁ、楽して勉強しようとか、ノートもとらずにとか、そういうのはいかんのですねと理解出来ました。
ハマトンの「知的生活」という本にも、学習スタイルという点では教えられるところずいぶんとありましたが、今日のこの番組はそれ以来です。ふと、今、ハマトンの本はどこに?とコンピュータから目をそらしたらありました。椎名麟三全集の上に。90センチの距離です。ごめんなさいねと思いました。これからほこりを払って、明日学校に持って行きましょう。でないとかわいそうです、本が。
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在校生諸君、学問に王道はないようですよ。
コツコツとやるしか。
がんばってくださいね。
※コピペ=コピー・アンド・ペースト(Copy and Paste)とは、文章やデータなどをコピー(複写・複製)し、そのコピーしたものを貼り付け(ペースト)するという操作を表すコンピュータ用語である。(Wikipediaより)