久しぶりに在籍校に自分の車で来た。いつも電車であるから。実は電車の方が快適である。なぜか。冷暖房完備だからである。それに、寝ていても危なくない。車はこうはいかない。寝ていたら危ない。当たり前であるが。
知人のご長男が亡くなられたから、在籍校の隣町にあるセレモニーホールに行っていたのである。49歳。癌だったそうである。なんというはかないことであろうか。知人は泣いておられた。激励のしようがない。愚生も、はらはらと泪が出た。
愚生も、自分の子が50前後で亡くなったら、愕然となる。親父の方が遺されるのは、こりゃつらいことである。たまらないことである。力を落とされているのがありありであった。世の中にはこういうこともあるのだ。
はかないことである。実に。
生きているのもはかない。病にかかるのもはかない。死んでいくのもはかない。老いていくのもはかない。みんなはかないことである。そもそも、そういうことなのだろう。すべてがはかないことである。
午後から、ゼミがあったので、急いで在籍校に出かけた。間に合った。そして不得意分野である近代文学を学んでいた。不得意分野と言ったら、なんでもオイラは不得意だ。自信満々というようなものはなにも無い。何を今更、他人に自慢できようか。あははははである。なんもありゃぁしないではないか。自分の得意分野に安住していたら、それこそたった10年で使い物にならなくなる。當然である。當然。
世の中は日進月歩である。
毎日、毎日進展している。すべてがである。そのことを考えないで、日常に安住していてはならない。いつ死が迫ってくるかわからないからである。当たりまえである。病気だってそうだ。昨日まで、ぴんぴんしていたのに、今日は骸骨になっているかもしれないではないか。
すべては、はかないのである。
久しぶりに死を考えてしまった。こういうときも、あるのだ。オイラにも。
また明日!
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