これから人間ドックなり
今朝も4時に起きて、読書をせり。もっとも寝る時間が早いから、早く起きられるのだが。昨夜も、9時にはベッドの中に潜り込んでしまったから。
しかし、いいものだな。早く起きて、まだ誰も起き出していない時刻に、一人ぽつねんとして書物を見るというのは。折口信夫を読んでいた。日本芸能史ってやつをである。30冊全部で、6000円で買った全集である。Yahooオークションである。ありがたかったなぁ。前の持ち主はまったく読んだ形跡すらなかったから。だから、毎日のように折口信夫と柳田国男を見ている。
楽しいものである。今まで、図書館から借りたり、いろいろ工夫していたから。今度は愚生の本である。メモを書き込みながら楽しんでいる。新たな発見もたくさんある。
一人でいることもなかなかいいものである。基本的に、愚生は一人でも行動できるタイプである。相手にされなかったら、それはそれなりに対応できる。だから相手に媚びを売るということをしない。つるむのが嫌いであった。
象徴的なのが、オートバイである。ツーリングもソロで行っていた。グループで行くと決定権を奪われる。風の吹くまま、気の向くまま、行方定めぬツーリングはいいものである。宿も予約なんかしない。福島の奥只見までソロで行ったときもそうだった。宿を決めないで行った。夕方になって、それから交渉して民宿に泊めてもらったっけ。しかも温泉つきだった。安かったが、うまかったなぁ。食事が。猟師のご主人といろりで御酒をいただきながら、語りあったっけ。教師であることは最後まで黙っていたが。
こういう経験から得るものがたくさんあったのである。無駄な時間という方もおられるだろう。しかし、愚生には貴重な時間であった。人間だらけの職場で、しかも人間を育てる仕事をしていたからである。たまには、一人で自然の風を味わいながら、オートバイの震動でケツが痛ぇなぁとか思いながらである。デジカメなんて無かった時代である。ポケットカメラというのを腰にぶら下げていた。
だから、基本的に愚生は行動派なのである。書斎派ではない。全く無い。そういうタイプではないのだ。当たり前である。愚生のことを知っている人ならば、大笑いをするだろう。「ばぁ~か!何をいっちょるのだ」ってねぇ。
もし、自分で自分のことを書斎派だと言ったら。それは大いに間違っている。いいかげんせぇよ!という具合に。
本当に十代後半の大学受験期に勉強をしなかったから、生涯学習に目覚めたのだなぁと思う。簡単に言えば勉強不足だということである。エラそうなことはまったく言うことができない。当たり前である。愚生ごときが、なにを勘違いしているのかと詰問されるだろう。だから、大学院に憧れていたし、勉強できるなら、入れていただけるのならやってみたかったのである。在籍大学には心底感謝しているのだ。長女も言っていた。正月帰省してきた時に。大学行って良かったんだよん、生き生きしてるじゃん!ってねぇ。わはははである。わははは。
今日は、これから幕張にある亀田クリニックという人間ドック専門の病院に行く。電車でいく。二日間のコースである。今日は大腸内視鏡である。明日が胃カメラ。あとはモロモロと諸検査がある。ここにはもう20年行っている。44歳の時に、幕張にある教育センターというところで3年ほど勤務していたから、外来もやっていたので、お世話になったのだった。以来、ずっとお世話になっている。
夜は千葉市内のホテルに泊まる。また、明日の朝絶食で行かなくちゃならない。ふらふらになるから。大丈夫かな?
絶食というと今もそうだ。
やせるな、これでは。
じゃぁ!