レベルの高い高校生には、「生き延びる」ことの重要性をボキは言う。レヴィー・ストロースの話もさせていただく。危険からまさに生き延びてきたからこそ、人類の発展はあるわけであるから。高校の図書館で是非読んでいただきたいと、なんと3回繰り返して言った。
船橋日大駅で降りて、けふは日大習志野高校で交通安全講話をさせていただいた。日大理工学部に併設されている高校である。さらに伝統に裏打ちされた大学の雄日本大学がバックにある。設備的にも実にすばらしい。こういう高校は、とてもじゃないが公立高校では存在しないだろう。
校舎内も実に整理整頓されている。美しい。機能的である。案内していただきながら、実は舌を巻いていた。
講話は慣れている。しかも、ただ話すだけではない。動画や静止画を使って、実に楽しい一時間を過ごしてきた。なにしろ大学進学率80%の高校である。学校のレベルに応じてその都度講話の内容は変えているから、今回はボキの内部評価では最高評価である。生徒の質が高い。なるほどである。そんなことは見ただけでわかる。長年、現場で鍛えられてきたのだ。それくらいわからなかったら、現役時代になにをやっていたのだと笑われてしまうではないか。
具体的には、いろいろと工夫して話を展開した。また、飽きないようにパワーポイントのプロフィル紹介に目玉おやじを登場させた。
そして「教え子を二人・・・」「大型オートバイで」と語り始めた。そうなのである。担任をした学級で生徒の死亡事故を経験しているのである。哀しいことに。だからである。交通安全の伝道師でありたいと思っているから、そういうことを最初に言い、かつパワーポイントで映したのである。
レベルの高い高校生には、「生き延びる」ことの重要性をボキは言う。レヴィー・ストロースの話もさせていただく。危険からまさに生き延びてきたからこそ、人類の発展はあるわけであるから。高校の図書館で是非読んでいただきたいと、なんと3回繰り返して言った。メモしている生徒がかなりいた。
さらに、自然界で人類だけが安全に気を配らないでいることも言った。スマホなんかやって死んじゃうのは、人類だけであるって。
シマウマだってなんだって自然界に生きている動物たちは、始終周囲に気を配っている。警戒しているわけである。それがあるから、「生き延びる」ことが可能になるわけである。
交通安全の思想教育もして欲しいと言われていたので、そういうことを申し上げた。
案の定、すばらしい高校である。メモまで取って熱心に聞いていた。
動画も見てもらったから、夏休み前の学校行事としては最適であったろう。
いろいろ激励しながら、講話を終えて帰ってきた。こういうのがあるから、ボキはいつまでも生き生きと過ごしておれるのだなぁと思った。
こういう退職後の仕事を不定期とはいえ、いただいたことを感謝している。
まだ惚けずに生きているので。
わははっははっははっはっはははっはははっは。
Bye-bye