団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

トヨタiQの発売を発表

2008-10-18 08:27:05 | 
               トヨタiQ発売の発表

                           2008年10月18日(土)

 トヨタは15日、新型乗用車iQを11月20日から発売すると発表した。
 通常新型車の場合、発表と同時に発売だが、iQは発売と発表がずれている。販売スタッフに聞いたところでは、今年の「カーオブザイヤー」狙いで発表を前倒ししたのだという。(カーオブザイヤーに選ばれることは間違いない。しかも8割程度の得票を集めるのではないか。)

 この車の特徴は「超高効率パッケージング」だ。軽自動車より40cm短い全長3mに、大人3人子ども1人乗車を可能にした。

 自動車は環境問題が避けて通れず、燃費の良い車造りが求められている。燃費を良くするためには、車を軽くする必要があり、軽くするためには、小さくする必要があるということだ。

 実車を見たわけではないので、何とも言えないが、室内の前後長はやはり窮屈そうだ。あと30cm全長を伸ばせば、無理なく5人乗車の車が造れるのにと思うが、それは素人考えというものだろう。トヨタは、どうしても3m未満にこだわりたかったのだ。

 小さな車をベースに大きな車を造るのは簡単だ。トヨタは、この車をベースに色んな派生車を造ると思われる。4m程度の3列シート車とか、メタルの電動オープンカーとか、デリバリーバンとか、次期ビッツもこのプラットフォームをベースに造ると思われる。(車を小さく造るためには、リアエンジンの方が効率的だが、派生車を造るためフロントエンジンにしたものと思われる。)

 この車の月販目標は2,500台と発表された。1週間程前にデーラーで販売マニュアルを見せてもらったが、それには3,500台とあった。
 現下の経済環境で販売が厳しいと見て見直しをしたのだろうか。
 いずれにしても、今までにないカテゴリーの車なので、どれだけ売れるかトヨタのみならず、全メーカーが関心を持っているだろう。
 
 私は、この車が今までの、車社会の既成概念を打ち破ることができるかどうかに関心を持っている。(既成概念とは、クラスレスの車になれるかどうか、あるいは人々のライフスタイルまでをも変えうるのか等である。)

 温暖化に危機を日本以上に持っている欧州では、来年から発売するという。マイクロカーでは既に先行しているダイムラーのスマートより多く売れるかどうかが焦点だろう。

 巨人トヨタの野望を渾身に込めたマイクロカーである。

 2008.10.21 一部修正
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