団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

辻井伸行 日本ツアー2012

2012-02-06 17:39:41 | 音楽
                    辻井伸行 日本ツアー2012

                                          2012年2月4日(土)

 辻井は、2011年11月10日、カーネギーホール・デビューを果たしました。いわば、その凱旋コンサートです。

 約1800席の旧郵便貯金会館は、満席! 女性の比率が高いのが特徴でした。


 サプライズが・・。私の真後ろの席に、かつて同じ職場だった音友のSさんが! 彼は、ピアノを弾くのですが、絶賛していました。

 



・2012年1月28日、広島市中区「ALSOKホール」。

・モーツアルト    きらきら星変奏曲

 率直に言って、退屈しました。
 私は、モーツアルトは一生理解できないかも知れません。

・モーツアルト    ピアノ・ソナタ第11番イ長調

 モーツアルトは良いですよ。ただ、私にはそれだけです。


・ベートーベン    ピアノ・ソナタ第17番二短調「テンペスト」。

 第2楽章アダージョでみせた、ハッと息を飲むようなピアニッシモ! そして、終曲部分の、何という柔らかくて優しい表現! (ブラボー!!)
 私は、これまで、何十回となくテンペストを聴いていますが、といっても再成装置ですが、こんなテンペストを感じたことはありませんでした。
 私の聴き方が違っていたのかと思い、演奏後帰宅して、アシュケナージ盤を聴きました。辻井のような表現はありません。バックハウスも取り出して聴きました。やはりありません。
 演奏会から数日経ちますが、辻井のあの表現をもう一度聴いてみたいという気持ちが募るばかりです。

・ベートーベン    ピアノ・ソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」。
 
 軽快な曲ですが、辻井は早めのテンポでより一層軽快感を強調していました。


















 辻井が、東日本大震災の被災者を励ますために作曲したという、「それでも生きてゆく」は、「頑張れ」ではなく、静かに語りかけるように、しみじみと力が湧いてくるような音楽でした。(日本語になっていませんが、ニュアンスで感じてください。)



 カーネギーのブルーレイが6,195円。ちょっと手が出ませんでした。



 辻井の語りは、ご当地広島の人間を喜ばせるツボを心得ています。
 広島へは何度か来たそうですが、牡蠣が好きで、この演奏終了後はお好み焼きを食べに行くと言い笑わせます。(大喝采でした。)

 ピアノを演奏するのが好きで好きで、その喜びを身体全体で表しますが、とても好ましく感じます。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする