団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ホンダヴェゼル試乗

2014-05-06 08:13:53 | 

ホンダヴェゼル試乗

2014年5月6日(火)

 ヴェゼルは、ホンダにとってこのクラスでは新しいカテゴリーの車です。SUVというジャンルですが、本格的オフローダーではありません。フィットベースですが、一回りボディサイズが大きく、背高で乗りやすく乗員スペースも荷室も拡大しています。ただ、約30万円の価格差があり、シティコミュータ主体の利用であれば、フィットで十分かも知れません。

 私が試乗したのは、ハイブリッドのX-Lパッケージで17インチのタイヤを履くモデルでした。第一印象があまりに悪すぎました。乗り心地が固すぎるのです。路面からのゴツゴツ感もあり、騒音も大きく苦痛と思えるほどでした。ただ、16インチタイヤでは違うかも知れません。

 ハイブリッドシステムは、フィットと基本的には同じですが、エンジン出力はフィットの110PSから132PSへとかなりチューンアップしています。ホンダではモーターと併せて2ℓエンジンに匹敵すると言っています。

 出だしは、モーターでスルスルという感じですが、間もなくエンジンがかかり、その瞬間は同乗者でも直ぐ分るほどです。トヨタのプリウスの場合は同乗者には分からない程度ですから、ハイブリッドシステムの技術差はまだまだありそうです。

 昨年の12月に販売開始し、発売後1か月の受注台数が33000台と絶好調です。これまでSUVというと大きい車が主流で、ヴェゼルはコンパクトで世の「ダウンサイジング」の流れに乗ったものと思います。実際、後席の前後スペースはホイールベース2610㎜の車にしては圧勝という感じがし、これ以上大きい車は不要と思わされました。

 燃費は、約8㎞の市街地走行で18.3㎞/ℓと出ました。カタログ燃費が21.6㎞/ℓですから、84.7%の達成率です。2ℓ相当のエンジン出力でこの数値は優秀で、ハイブリッド効果が十分に表れていると思いました。参考までに、私のゴルフハイラインでは同じように走ると11~12㎞/ℓと思います。

 

 乗り心地が改善されて上質になり、静粛性が向上すれば、魅力的な車と思います。

 

 消費税アップ後の平日とあり、店は閑散としていました。

 試乗車ですからもう少し派手目な色の方が良いと思うのですが・・。

 

 リアードアには取っ手がなく、ドアパネルに組み込まれたタイプです。これはデザインを重視したのでしょうが、いただけませんです。ドアが開けにくいですし、万一事故が起こりドアが変形した場合開けることが困難になります。

 ナヴィは8インチの大型が付いていました。角度が寝すぎて見えにくかったです。「?」と思うほどでした。

 シフトレバーがいただけませんです。トヨタのマネです。というより操作しにくいのです。一般のフロアタイプにするべきでしょう。ただ、パドルシフトが付いていて、その欠点をカバーはしていましたが・・。

 

 メーターがこれまたいただけませんです。エンジンの回転計はあるにはあるのですが、他の表示と切り替えなのです。エンジン回転計は常時表示するようにすべきです。

 後席の前後スペースが広いのにはびっくりしました。ホイールベースは2610㎜なのですが、2700㎜クラスに匹敵すると思います。シートもたっぷりとした感じでした。

 荷室もフィットと比べると1.5倍はありそうという感じで、十分です。

 ホンダは、ヴェゼル効果もあって、消費税導入後の4月の販売台数が対前年比で+となりました。今年の販売台数の見込みは唯一対前年アップのメーカーとなっています。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする