被爆70年原爆犠牲者追悼コンサート
2015年10月20日(火)
世界平和記念聖堂(広島市中区幟町)の鐘は、ドイツからの寄贈です。
被爆70年を記念してドイツからのオルガン奏者を迎えてパイプオルガンの演奏会がありました。
プロテスタントの教会です。音響は音楽ホールとはちと違っています。音楽ホールの場合は、残響がリニアに減衰していきますが、この教会では、少しフワッとした残響になります。例えて言うと風呂場のようです。ただ、オルガンとマッチしているのか、風呂場のようにワンワンという感じではありません。
そんなに大きなオルガンではないですね。
オルガンの分厚い重低音を期待していたのですが、そんなに音量はありませんでした。ただ、帰って聴いて見て、結構重低音は出ていました。
ボーフム・プロテスタント市民大学長 アーノ・ローマン牧師のメッセージです。
「私たちは、過去に何が起こったのかをできる限りはっきりと正確に認識するよう思いをはせたいと思います。そうすることにより、私たちが今ここに生きている現代のために目覚めたいと思います。この時代において戦争を阻止すること、そして、偉大な挑戦を眼の前にして根気強く平和や協調の道を発展させていくことは重要なことです。私たちは信仰において一つに結ばれています。-平和のために、我々は皆さまのもとに呼び集められ、一つとされました。(一部抜粋しています。)
「過去に目を閉ざすものは、現在に盲目である。」何処のドイツの誰かが言った言葉です。ドイツではスタンダードになっているのですね。(因みに、ヤベー首相はこのような認識は持っておられないようです。)ローマン牧師のメッセージには共感します。ただ、「私たちは信仰において一つに結ばれています。」という「信仰」の箇所は、「平和を希求すること」と言い換えたいです。平和を希求するのは、キリスト教信者だけではないですもんね。