豊洲 盛り土せず
2016年9月13日(火)
築地の豊洲への移転問題で、根底を覆すようなことが判明しました。殆どの都民は、土壌汚染対策として盛り土をしたと受け止めていると思うのですが、実は建物の地下はガランドウだったというのです。盛り土をしていなかった!(驚愕)
9月11日、朝日新聞。
9月11日、中国新聞。
一体、何時、誰が、どうして、そのような判断をしたのか?ということが当面の問題の焦点となります。小池百合子東京都知事は、早急に調べるよう指示を出しましたが、果たして、何時でることやら・・。
TV報道を見ていると、どうも東京都の組織というのは、トップ不在で動いているような感じがします。知事が職員を十分に把握できていないのではないのか?ということですね。組織が巨大過ぎることが大きな要因と思えます。石原珍太郎元都知事は、週に2,3日しか都庁に出勤していなかったと言いますから、職員が勝手に都政を動かす体質になっていた部分があるのかもとも思います。
このような問題を把握するのは、片山善博前鳥取県知事方式が良いと思いますね。「今なら正直に言えば処分しません。後からウソがばれたら厳しい処分を行います。」というものです。一般に役人は小心で信念もありませんので、直ぐに吐いちゃいますね。
仮に、知事の意向を伺うことなく、職員が勝手に判断をしていたとしたら・・。それでも、トップの責任は重いです。職員を十分把握していなかったということですから。トップに立つ者の資質として、部下職員を把握し動かすことができることというのが当然あります。石原珍太郎氏のように、週に2,3回しか都庁に出勤しないようなお方は、職員にとっては有り難い存在です。トップの意向を伺わずに自由勝手に出来ますからね。今回の問題の根底には、このようなことがあるような気がします。
小池氏が知事に就任する以前に起きた問題ですので、小池氏には当然のこととして責任はありません。しかし、説明責任はあります。どれだけの期間で、説明責任を果たすことができるのか、小池氏の手腕が問われます。