ボタンのかけ間違い
2016年9月19日(月)
こう毎日、豊洲の問題がTV報道されますと、にわか評論家ができるのではないかと思っちゃうほどです。
その1 これ、結果論と言われればそうかも知れませんが、ボタンのかけ間違いであることは明らかです。今の現状を認識し、豊洲移転の選択が正しかったと言える人はいないでしょう。石原珍太郎元東京都知事が移転を判断した訳ですが、地下空間の存在を知っての慌てぶりを見ても、そう思いました。
その2 東京都の言う事(その職員も含めて)は、全く信用がないということです。小池百合子東京都知事が地下空間の存在を記者会見して、10日程度経ちます。未だに、誰がその決定をしたか明らかにしていません。そんなことは本気になって調べれば、3日もあれば分かりますよ。小池氏は、リオに行って帰るまでに明らかにするよう指示したということですが、私ゃ、生温いと思います。リオに行くのではなくて、陣頭指揮が求められます。小池氏の本気度に私ゃ疑問を持っています。仮に本気であるなら、地下空間の水を採取しようとした都議に対して、「東京都の所有物ですから」という理由で阻止した職員を「粛清」するハズです。多分、そんなことはしないでしょう。
エンド ボタンのかけ間違いは、私もしばしばすることがあります。全部外して初めからかけ直すしか対策はありません。仮に、現状の地下空間の汚染対策について良いアイディアが出て、実施できるとしても、その後、どのような問題が起こるか分かりません。そのような不安を抱えた場所で、関係者が口を揃えて主張している「食の安全が第一」ということは望めません。
豊洲の建物ですが、これの有効活用は、それこそ、民間主導で行えば、良いアイディアが出るものと思います。