立場
2016年9月22日(木)
自分firstのパフォーマンスが目立つのが、このお方です。豊洲問題を職員へ丸投げして、リオへ一週間ばかり行ってきました。豊洲の解明の方が優先でしょ、と思います。(人により、判断が異なることは承知しています。)「このお方」とは、今やマスコミの寵児となった、小池百合子東京都知事であります。
リオへ行く前に、豊洲の問題に関して、職員へ、「留守中にさまざまな調査検証分析など進めておくように依頼をいたしました」と発言しています。
このお方、ご自分の立場がお分かりでないようです。職員は自らの部下ですから、部下へは依頼しません。するのは「指示」です。
何か、自らは正義の味方と思っているのではないのかしら、と思います。解明をするのは、もう当事者である、都知事自身なのです。
こちらは、リオから帰ってからの記者会見です。「自分たちで自浄作用があるのか」と職員の自浄作用に関して他人事のように話をしています。自浄作用を行わせるようにするのが、小池氏本人なのです。
極め付きは、これです。「都の調査能力というのをまずはチェックしていきたい」。都の調査能力をチェックするとしたら、それは第三者がすることです。自らはチェックを受ける立場なんですよ。(まぁ、職員の調査能力と言うのであれば、頷けなくはありませんが。)
このように、自らの立場が分かっていない人物は、自らが行ったことに関して責任を感ずることがあるのでしょうか?と思います。まぁ、いずれ、馬脚が表れる時期は遠くない時期に訪れることでしょう。
石原珍太郎元東京都知事が、豊洲の問題に関して無責任なことを言っていますが、このお方も、結局は、自らの立場が分かっていない人物だったということです。