自分ファースト
2016年9月21日(水)
今日21日、小池百合子東京都知事がリオからお帰りになるそうです。豊洲問題に関して、職員に指示した宿題ができているでしょうか? 明日は休みですので、明後日の23日には記者会見で全貌が語られるのでしょうか?
そもそも、リオに行かずに陣頭指揮をして、解明を急ぐべきでした。地下空間の存在を記者会見で発表したのが10日で、その時から、誰が地下空間を作る判断をしたのかが、問題になっていました。そんなことは、都庁の職員に聞けば分かることですので、3日もあればできるハズです。小池氏は、リオから帰国して自らが記者会見で発表するというパフォーマンスをしたかっただけと思わずにはいられません。「都民ファースト」やらという私塾を立ち上げたということですが、私ゃ、小池氏は自分ファーストと見ています。
小池氏は、石原珍太郎元東京都知事から事情を聞く可能性を示唆していますが、石原氏には、記憶介添え人が付いていないと、意味をなさないと思います。石原氏は当初、コンクリートブロック案について、職員から聞いたのを伝えたと主張していましたが、記憶違いとして修正しました。しかし、依然として、「その後報告は一切受けていない」と言い張っています。一方、当時の市場長は報告したと明言しています。どちらの記憶が正確かは、これまでの経緯からして明らかです。
TVでは毎日「犯人捜し」が行われています。知事も市場長も知らないと言っていますが、その真偽はともかくとして、仮に知らなくても監督責任がありますので、知事の責任を厳しく追及する論陣を張る必要がありますが、どうもコメンテーターを含めて、責任追及の意見は弱いような気がします。
これまでの知事経験者が出て、決済書類に目を通していないと平然と言っています。私ゃ、唖然とするばかりですが、特に石原氏は都庁に週2回程度しか登庁していなかったということですから、毎日登庁すれば読めるハズです。読まずに承認のハンコを押すのは、何があっても責任を持つという覚悟がなければしてはならないでしょう。しかし、石原氏は、「そんなもの読める訳がない。役人が説明しなかった。」と悪いのは部下と言わんばかりのことを平然と言ってのける人物です。小池レポートが果たして、石原氏の責任を明らかにし、断罪するか、小池氏の手腕が問われます。