公道無人運転
2017年4月24日(月)
公道無人運転実験解禁という報道がされました。
4月14日の朝日新聞です。
ポイントは、遠隔操作者に法的義務があるというもので、妥当な考えだと思います。
話はいきなり飛んで、自動運転です。
今後、自動運転車が普及する場合、遠隔操作者が居る訳ではありませんので、その場合の法的義務は誰になるのかということが疑問として出てきます。
メーカーに法的義務を課すということになると、メーカーのリスクが高く、果たして売り出すメーカーが居るの?という疑問が出ますし、運転者に法的義務を課すということになると、何のための自動運転車なの?という疑問が出ます。
今後いろんな検討が行われ法的整備がなされると思いますが、あと10年以内に出来るかしら?というのが私個人の関心です。コキケッコーの酉年に70歳を迎える私ですが、あと10年位は車を運転したいと思っていますが、つまり80歳までですね、その後は十分な自信がありません。自動運転車が普及するなら、大なる自信というか「運転」が出来る訳であります。この車社会で車無しの生活は、まず不便、次に引きこもりになりがちになるのです。
いろんなメーカーで自動運転の試験が行われています。そして事故も起きていて、センセーショナルに報道されています。しかし、どうなんでしょうか?ひょっとして人間の運転よりか事故率は低いかも知れません。自動運転の場合はスピード超過の法律違反をしないですから、スピード違反事故というのは理論的にはないですね。人間の場合は好んでスピード違反を犯し事故に繋がることが多いです。
しかし、同じ事故でも、人間の人為ミスよりか、自動運転のシステムエラーによる事故の方が、一般的に厳しい目が向けられるような気がします。機械のクセに人間のような間違いをしちまいやがって!とか。
自動運転の実現の鍵として、事故率が限りなくゼロになることが求められるような気がします。
東京オリンピックまでにタクシーの自動運転を目指すという報道を見たような気がしますが、一部の限られたエリアならともかくとして、全国津々浦々での実現は困難なような気がします。
高齢者の場合は、事故を起こした場合、自らが責任を負うということを承知で自動運転車を購入するということが考えられます。運転範囲は日常の買物程度だと大きな事故になる場合が少なく、責任を負うといっても限定的になると考えられるからです。
このような限定自動運転の普及の鍵は保険にあるような気がします。引き受ける保険会社があれば、一機に普及するのではないでしょうか。そのような保険なら少々高くても加入し、自動運転車を「運転」したいと思いますね。80歳以降の話ですが・・。それよか、まず生きているか、健康でいるかの方が先に考えるべき喫緊の問題ではあります。