民進党代表選挙
2017年8月22日(火)
民進党の代表選挙が始まりました。
前川氏と枝野氏が立候補しました。政策の違いが何点か挙げられていますが、私が一番大きいと考えるのは、共産党との選挙協力の問題です。
前川氏は「見直し」と言っています。枝野氏は「維持」と言っていますが、私はそんなに積極的とは感じていません。どうも、民進党は共産党と選挙協力をすると、自らの支持勢力が共産党の影響を受けると感じているフシがあります。(明確に根拠がないので、「フシ」としました。)
先の都議会議員選挙では、共産党が19議席だったのに対して民進党は5議席と惨敗しました。東京では、既にというか、共産党以下の政党になっていますので、これ以上共産党の影響が強くなることをとても警戒していると思います。
共産党と選挙協力をすれば、選挙区当たり数万票の上積みが期待できますので、当選の可能性はそれだけ高くなります。しかし、否定的な前川氏が代表になった場合、どうでしょうか・・? 小池百合子東京都知事人気で風が吹いている日本ファーストの会に、雪崩を打って駆け込む議員が出るのではないでしょうか。東京都議会議員選挙がそうであったように。
一方、選挙協力に肯定的な枝野氏が代表になった場合は、対立がくすぶり、これまた、日本ファーストの会へ駆け込む議員が相当出ると思われます。
いずれにしても、民進党は、日本ファーストの会からすれば、格好の草刈り場となるのではないでしょうか。
政策・理念の違う者同士が、選挙互助会的な政党集団を作っても上手くいくことはできません。いくら少数になっても、基本的な理念・政策をブレなく国民に訴えることができれば、少しは将来が見えてくると思いますが、その可能性は限りなくゼロに近いと感じます。種々矛盾を抱え、分裂の道へ進むことになるのではないでしょうか。