広島交響楽団ディスカバリー・シリーズ~ベートーヴェン生誕250周年~
2020年10月7日(水)
10月2日、広島交響楽団ディスカバリー・シリーズ~ベートーヴェン生誕250周年~へ行って参りました。
今日は、wifeではなく、車と一緒に行きました。(笑)
60分100円で、相場の三分の一程度であります。
2号線をまたぐ陸橋の上からです。
帳が丁度良いコントラストになっています。
今日のお目当ては、ベートーヴェンの7番です。
ベートーヴェンの中では、一番聴きたい曲であります。
1楽章始まった冒頭では、私のイメージとは違っていましたが、3楽章4楽章は、もう興奮の坩堝にはまったようなものです。ただ、残念なのは、3楽章と4楽章を切れ目無く演奏されなかったことです。あそこで一呼吸置くと、坩堝が冷めちゃいます。(笑)
チェロの岡本侑也さんて知りませんでした。もちろんテクニシャンで、これからもっともっと注目される存在になると思います。
ベートーヴェンの「命名祝日」でありますが、ベートーヴェンにしては印象に残らない曲でありました。
というか、「事件」のため、集中して聴くことができなかったのです。
「事件」とは、隣(といってもコロナ対策で一席空けてですが)に、何とマスクをしていない80歳代と思しき輩様が座ったのであります。
入る際に、マスク・検温をしますので、確信犯で後に外したのでありましょう。トランプと同様非科学的な輩様であります。
これでも大変なのでありますが、何とこの輩様、靴を鳴らすのであります。「キュ キュ」。高級な革靴を自慢したいのか! 私が、注意すると、「何もしていませんよ」と宣われます。
私は、たまらず、緊急避難として席を変わりましたです。
岡本さんは、アンコールを2曲。2曲目は、自身が声も出しました。出したと言っても歌ではなく、チェロと声の二重唱的に「あ音」だけであります。
このチェロの曲は、もちろん現代音楽でありますが、ベートーヴェンの時代とは比べものにならないくらい表現の幅があります。琴のように演奏し確かに琴のような音を出しました。チェロの曲としては、これまでで一番の最弱音、最高音も聴きました。
何せ、2列目の席でありましたので、迫力満点で、隣に靴キュキュの輩様がいなければ最高の演奏会でありました。
私が座った席からです。
アンコールは、ベートーヴェンの月光のオケ版でした。その前に下野マエストロの解説があったのですが、何と、ベートーヴェンに恋人との間に「子どもができた」と言われました。私ゃ、ベートーヴェンに子どもなんて、初めてであります。いやー、本当にベートーヴェンに子どもがいたなら、世紀の大事件で、ノーマスク・靴キュキュ「事件」どころではありません。(笑)