マッチポンプ
2021年04月04日(日)
「マッチポンプ」と言われても仕方ないお方だと思います。
・《〈和〉match+pomp〈オランダ〉》自分で問題やもめごとを起こしておいてから収拾を持ちかけ、何らかの報酬を受け取ろうとすること。また、その人。マッチで火を付けてポンプで消火するという二役を一人でこなす意。(ネットから)
吉村大阪府知事は、緊急事態宣言の解除に前のめりでした。曰く。「ダラダラと緊急事態宣言を続けるものではない」、「経済を回さなければならない」。
あげくの果てに、解除後僅か1か月で「蔓延防止」を要請する羽目になりました。
みずから、第四波を招いておいて、「蔓延防止」に積極的な姿勢を見せ、「やっている感」の演出です。吉村氏はこの間、何をやっていたのか・・。
和歌山県は独自モデルとして、感染対策をしっかりやっています。濃厚接触者の範囲を国の基準より一回り拡げて感染者把握に努めています。感染者は原則入院措置を行い、自宅療養は行っていません。
和歌山県知事が吉村氏にそのような対策をアドバイスしたそうでありますが、吉村氏は聞き入れませんでした。和歌山は比較的感染を抑えていますが、大阪は東京を上回るほどの感染拡大になっています。
トップに立つ資質として、大事なことはいくつもありますが、自らが行ったことに対する客観的な評価が出来るかどうかがあると思います。
今回の、吉村氏の緊急事態宣言の解除は明らかにに判断ミスであります。吉村氏にその自覚があるのか?→無いと思わざるを得ません。「大阪都構想」が住民投票で否決されたにも関わらず、類似条例の成立にかまけていたのであります。
部下で進言する職員がいるか?→いないと思わざるを得ません。あの橋下前大阪市長の推薦のもと誕生したその後任ですよ。橋下氏は、TVインタビューで自らの政策に批判的なコメントをした職員を探し出し、始末書を書かすというようなこと行いました。誰も恐くて進言などする雰囲気ではありますまい。
トップに立つ資質として最も重要なものは、責任をとるということです。大阪の今後の感染拡大次第では、責任問題にもなりますが、吉村氏にその責任感があるか?→ないと思わざるを得ません。一時、ポビドンヨードで世間を騒がせたことがあります。その後全くダンマリをきめておられますですなぁ!
都合の悪いことには、口をツムグ。トップに最も相応しくない資質であります。