バッハ会長来広
2021年07月20日(火)
IOCのバッハ会長が広島を訪問しました。私は広島県人なので言う資格があると思うのですが、招かれざる客であります。
18日の朝日新聞です。
余談でありますが、赤旗にバッハ氏来広の記事がありませんでした。怠慢であります。
バッハ氏の来広の意図は、ミエミエであります。報道によれば、ノーベル賞を狙っているのだとか・・。その為の箔を付けるのが目的であります。
広島の原爆資料館は、世界中の著名人が来館しています。これ、館からすれば名誉なことで、館としての箔が付くということになります。ところが、今回のバッハ氏は訪問することにより、自らに箔を付けたいという思惑であります。正に、バッハ氏の私欲のための利用にしか過ぎません。
反対デモがありました。私は高校の時原水爆禁止運動をしていたということもあり、広島での原水爆禁止運動をwatchしてきましたが、著名人の来広で反対デモがあったことを知りません。如何に「招かれざる客」かということであります。
余談でありますが、地元民放が来館のライヴ中継を行いました。館はバッハ氏の来館のため3時間入場制限をしました。民放のレポーターがこのことを「厚遇」と言ったんですね。厚遇というより、反対デモも起るような状況ですので、警備のためであることは明らかです。私は当初このレポーターは何とトンチンカンなことを言うのかと思いましたが、皮肉で言ったのではないかと思うようになりました。痛烈であります。
バッハ氏は、オリンピックということで、検疫の特例を受けて入国しました。なら、オリンピックに何ら関係のない行動を我が日本国で行なっちゃいけませんでしょ! 私は、これは厳密には検疫に関する法違反と思います。まっとうな人間の行うことではありません。これを許した日本政府の責任は極めて重いです。
費用負担も疑問があるところです。一体、バッハ氏の大名行列にかかる費用を誰が負担するのでしょう。オリンピック関係予算ということはあり得ないでしょ! オリンピックとは全く関係ないことですから。バッハ氏のポケットマネー? 私ゃ、組織委員会が根拠のない説明の付かない費用支出をしているのではと勘ぐっておりますです。それだけ、この組織委員会というのは、法規範が感じられないからです。
組織委員会はオリンピックが終わると、何事も知らぬ存ぜぬを貫き通すでありましょう。ミニ安倍政治流であります。