団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

本日、お答えする内容がない

2021-07-31 07:24:58 | 新型コロナウィルス

本日、お答えする内容がない

2021年07月31日(土)

 

 30日の赤旗を見て、驚きというより、怒りが込み上げてきました。菅首相がコロナ対策を行おうという姿勢が無い!

 

 30日の赤旗です。

 

 「記求会見を求められ」、「本日、お答えする内容がない」とは! コロナは100年に一度の国難です。一国の責任者が国民に訴えなければならないことは山ほどありますし、全国で感染爆発が起きている状況で、緊急にメッセージを発しなければならないことも海(笑)ほどあります。

 

 

 

 

 私が仕事上の組織人であった時のことですが、仕事に行き詰まったことがあり、かつての上司にアドヴァイスを求めたことがあります。その元上司は、一番気になっていることをまず解決しなさい、とアドヴァイスしてくれました。

 「行き詰まる」というのは、大抵の場合、多くの仕事を同時並行で行っていて、それらの仕事量、緊急度、スケジュール管理等を多角的総合的に判断しながら、進めていくのですが、一口で言って上手くいかないことが多かったです。

 その場合、一番の懸案に集中してまずそれを解決すれば、確かに肩の荷が下りる感じがいたしました。

 

 私の仕事の経験と国政を比較天秤にかけるのは、次元が違うことですが、コロナ対策とオリンピックを平行して行うというのは、そもそも無理!であります。

 

 オリンピックは、数十年に一度のいわばビッグプロジェクトです。コロナ対策は100年に一度のメガプロジェクトです。同時並行で行うなんて、日本政府にその能力はありません。否、どこの国の政府でもその能力はないでしょう。

 

 次元は違いますが、私が仕事上で行き詰まっていた時と同じように、菅政権は完全に行き詰まっています。①感染拡大が異次元になっています。②安全・安心の五輪と言っていましたがバブルが虚構であったことが明らかになり崩れています。

 

 オリンピックは中止し、企業で言えば全経営資源をコロナ対策に充てるというのが、行き詰りを打開する唯一最善の方法であります。

 

 私は今ジレンマを感じています。菅政権はパラリンピックを中止するという最悪のことを行いかねません。オリンピックとパラリンピックはセットでありますので、いくらコロナ感染が拡大していてもパラリンピックも挙行するというのが筋であります。しかし、感染拡大が続く元での開催はあまりにリスクが大きすぎます。

 

 オリンピック中止論者の私は、パラリンピックも当然中止すベシと考えるのでありますが、障がい者を差別するような、オリだけ開催してパラだけ中止にするというのは、許されないのであります。このジレンマは「行き詰まり」と違って解決のしようがありません。

 

 

 

 

 

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