生活保護で遊興 調査は当然 どう思いますか
2016年3月4日(金)
今年の1月12日付けの朝日新聞の投書欄に、「生活保護で遊興 調査は妥当」という投書が掲載されました。
良く記憶していませんでしたが、私しゃ、反応していましたです。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/bc3e00e5e8d7eaafa95a4d536ecc194b
2・3日前の朝日新聞にこの投書に関するフォロアーの投書が出ていました。まずその1です。
この方は、「税金の節約」ということを言っておられます。「節約」。良い言葉です。私しゃ、美徳としてbest10に入ることだと思っています。
さて、「税金の節約」ということであれば、生活保護を受給している人には「税金でメシを食っているのであるから、節約しろ」というお達しをする必要があるということになります。生活保護受給者には家計簿をつけさせ全ての支出について領収書の添付を求め、ケースワーカーがそれをチェックして無駄遣い(当然パチンコへ行くなどは論外ですね。)をしていれば、ペナルティを課す(最も厳しいのは保護の廃止ですね。)必要がありますね。もちろんこれは、極端に言ったまででありますが、この方のお考えの延長線上にはこのようなことが見えるのであります。
次はその2です。
私しゃ、最大の敬意を表するものです。この方の意見をイケンと言われる方にお会いしてみたいものです。最初の投書者も、パチンコが「ギャンブル」なのでいけないという趣旨を論じておられますが、なぜ生活保護受給者がギャンブルをしてはいけないかを正面きって論じていただきたいものです。誤解があるといけませんので、私しゃ、パチンコはしませんし、パチンコでギャンブル依存症になる方も多いですから、厳しい規制をしたらよいと考えている人間です。しかし、法律で禁止されていないことは、誰でも自由にできるというのが、自由社会日本なのであります。生活保護受給者からその自由を奪うというのは、今世間で騒がれているパワハラごとき比較にならない程の人権侵害なのであります。
次はその3です。
その1の方もそうですが、このお方の考え方も、法律論からいえば、全くナンセンスです。ただただ感情論に過ぎません。ただ、感情的な意見を言うことをナンセンスとまでは私は考えていません。しかし、「冗談ではない。われわれ国民は不況に耐えて所得税、住民税、国民保険税を払っており、滞納すると督促状や差し押さえ予告が送られてくる。・・納税を拒否したくなる。」に至っては、今回の問題とどう関連があるのか、私しゃ理解不能であります。
次はその4です。
この方は、相当なご見識をお持ちの方とお見受けいたしました。私しゃ、この方のように論理立てて論じることができないのであります。
ただ一つ私の考えを述べさせていただくと、「パチンコ店にいないかどうかを調べるのは、やり過ぎだ。」ということに関しては、個別に行うのは事情次第で有りと思いますが、網をかけるようなやり方で行うのは、非該当者(保護の受給要件を満たしている人)に対する人権侵害になるということです。
今の生活保護法の前、旧生活保護法と言っていますが、素行不良の者は保護をしないという趣旨の規定がありました。そして、民生委員の裁量にまかされていたのです。上記4人の方の意見の違いでも分かるように、民生委員といえども個人の裁量にまかされていたのでは、憲法で保障されるべき生存権の保障がないがしろにされる虞があります。やはり、してはいけないことは、法律にキチンと書かないといけません。私しゃ、パチンコ反対論者でありますので、法律で書いてもらいたいものです。ただ、私の親友にパチンコ大好きな奴がいまして、それと絶交になるのは困りますね。パチンコはほどほどということで如何でしょうか。その1及びその2の方もほどほどであれば認めていただけるのではないでしょうか・・。
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