権力の顧問弁護士
2021年09月15日(水)
TBSの「ひるおび」(13日)で、レギュラーコメンテーターで弁護士の八代氏が「共産党はまだ暴力的な革命を党の綱領として廃止していない」と発言しました。共産党の抗議を受け、14日当の八代氏が「謝罪」しました。
八代氏は、「私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたもの」「一方、日本共産党はそれをたびたび否定していることも併せて申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」「今後はより正確に、バランスに配慮し、言葉に責任を持っていきたい」と述べました。要するに、バランスの問題と釈明した訳であります。
14日の赤旗です。
しかし、八代氏の発言の本質はバランスを欠いていたということではありません。「よくそういうところと組もうという話になる」と、野党の選挙協力を攻撃したことであります。(薄くて分かり難いのですが、サインマーカーをしている部分です。)
15日の赤旗です。
八代氏の発言について、各界から批判が起きています。立憲民主党の小西洋之さんは、「政府見解を常に全面肯定するなら、法律専門家ではなく、『権力の顧問弁護士』と名乗るべきでは?」と言っています。強烈でありますなぁ!
コメンテーターというのは、何らかの事象に対して自らの意見を述べる立場であり、ただ単に事実を説明するだけであれば、何の役にも立ちません。つまり、八代氏が、閣議決定と共産党のそれに対する否定を述べただけでは、コメンテーターとして役割を果たしていないことになります。「よくそういうところと組もうという話になる」という意見が八代氏のコメンテーターとしての本質なのであります。→私的に名付けて、「権力代弁のコメンテーター」! 「権力の番犬」と言った方がより似つかわしいか・・。(ハハハッ)
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