水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

高校時代にしておく50のこと

2022年01月06日 | 学年だよりなど
1学年だより「高校時代にしておく50のこと」


 「成績が上がらない」と悩む人がいる。相当数いると思う。
 不思議なことに、その相当数の人はそれほど下降もしていない。
 川越東高校の1年生という単位で見た場合、多くの人はそれほど上下動していない。
 一年間ずっとクラスで10番くらいだったり、ずっと学年で300番だったり。
 つまり、多くの人が自分の実力をキープしていると言える。別の言い方をすれば多くの人が同じくらい停滞している。
 あえて言うが、みなさんが今取り組んでいるレベルの勉強は、たいしたことはない。
 ふつうにやれば大体は身に付く。
 得意不得意や相性はあるだろうが、本質的問題ではない。
 成績があがらない原因を純粋にさぐってみるなら、自分に問題があるはずだ。
 それなのに部活で時間はないとか、教え方が悪いとか、環境に恵まれないとか、自分以外に理由を探しているかぎり、ここから脱することはできないだろう。
 生きるために必要なことと部活動の時間以外の全てを、勉強してみてからではないか。
 電車の中でぼおっとしてたり、ゲームをしてる人にかぎって、時間が足りないとか言いがちだ。


~「頑張っているわりに、結果が出ていない」と言います。
 でも結果はすぐに出るものではないのです。
 僕はサラリーマン時代、「明日までにラーメンのコピーを300本書いてこい」と言われました。
 僕は「わかりました」と言って、500本書いていきました。
 面白いコピーでなくていいのです。
 面白いものを書くことが、目標ではないのです。
「300本書いてこい」と言われて、500本書いていくのが結果です。
「300本」と「500本」は、ハッキリ数字の上で違うのです。
 スポーツなら明快です。
「一生懸命やれ」と言われたら、今の2倍の練習をするしかありません。
 決して気合いを入れてやるということではないのです。
「頑張る」という言い方は、抽象的です。
 僕は「頑張らなくていいから、2倍やれ」と言います。
 頑張るか頑張らないかは、関係ないのです。
 夏休みに読む本も、他の人が10冊読んだら、自分は20冊読みます。
 それだけのことなのです。 (中谷彰宏『高校時代にしておく50のこと』PHP)~


 「頑張る」必要はない。そう言ってる時点で、頑張らない自分が基準になっているから。
 やるのが普通のからだになればいい。頑張らなくていいので、まず倍やってみよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする