折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

春は名のみの

2006年02月04日 12時39分41秒 | 立春
 
雪の舞う立春。
ここ九州も、昨日の節分から一気に震え上がっています。

そして、そんな中で庭の水仙もやっと咲き始めました。
1週間前のつぼみが、待たせたなあって。

「水仙」といえば、高校の英語のリーダー(今はそんな科目なし?)で
習ったというか、やたら暗唱させられた記憶があります。
ワーズワース(William Wordsworth)の有名な、
私なんかはもうこれしか知らないという詩です。

 Daffodils

  I wandered lonely as a cloud
  That floats on high o'er vales and hills,
  When all at once I saw a crowd,
  A host of golden daffodils;
  Beside the lake, beneath the trees,
  Fluttering and dancing in the breeze.

  (句読点など適当、あとはほとんど忘れました ・・・・ あらっ?)

この詩の強弱のリズムがすばらしく、そして
この「フラタリン エン ダンスィン」のとこが大好きでした。

(私の英語の発音は笑われます。
 さすが長崎出身、オランダ訛りですねとか、中国語に聞こえたとか。
 イギリス人にも中国人にも通じない英語・・・・出島の和蘭商館勤務です、冗談!)

雪が止む気配がないですね。
でも日が射して来たようですが。

では「早春賦」の3番。
立春寒波にふさわしい歌(?)です。

  春と聞かねば知らでありしを。
  聞けば急かるる 胸の思を
  いかにせよとの この頃か。
  いかにせよとの この頃か。

この「春」のところを「薔薇」と置き換えたら、
私の今の偽らざる思いになります。

クロッカスが開花直前の気配です。
この寒さで、咲いていいものか戸惑っているみたいです。
  





コメント (12)
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