昨日のピンクのクラウディアとともに買い求めた、白のクラウディア。
2ポットを土曜日に植え付けました。
真っ白な花の姿。
北風、それでも春の風?
かすかに、申し訳なさそうに、なでて行きました。
思いがけず、飛び込んで来てくれたこの花たち。
早春の風の心地よさと光の暖かさを
いっしょに運んでくれています。
(UNA POESIA DI OGGI)
みしま江や霜もまだひぬ蘆(あし)の葉に つのぐむほどの春風ぞ吹く (新古今集)
源通光 みなもとのみちてる
(鎌倉時代1187-1248)
※ まだひぬ 霜がまだ消えない
つのぐむ 蘆の若芽が萌え出るさま
☆ 上の句は冬、下の句は春? このバランス!
「つのぐむ」がとりわけ印象的。
角(つの)は、新芽の芽吹き方を鹿の角にたとえたんだそうな。
確かにバラの新芽もそのとおり、さすがプロの歌人は!
その時々に、私に向かって、あるいは私をあと押ししてくれた風のような、
そんな詩歌を、そのままで何も飾らずに、時には思い出してみたい。
無限に広がる世界が、そこにはありました。
いまも、心のここかしこに沁みてきます。