折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

クラウディア ホワイト

2006年02月13日 12時41分19秒 | 立春
 
昨日のピンクのクラウディアとともに買い求めた、白のクラウディア。
2ポットを土曜日に植え付けました。

真っ白な花の姿。
北風、それでも春の風?
かすかに、申し訳なさそうに、なでて行きました。



思いがけず、飛び込んで来てくれたこの花たち。
早春の風の心地よさと光の暖かさを
いっしょに運んでくれています。

 (UNA POESIA DI OGGI)
            
 みしま江や霜もまだひぬ蘆(あし)の葉に つのぐむほどの春風ぞ吹く (新古今集)
                               
                            源通光 みなもとのみちてる
                              (鎌倉時代1187-1248)

         ※ まだひぬ  霜がまだ消えない
            つのぐむ  蘆の若芽が萌え出るさま

☆ 上の句は冬、下の句は春? このバランス!
  「つのぐむ」がとりわけ印象的。
  角(つの)は、新芽の芽吹き方を鹿の角にたとえたんだそうな。
  確かにバラの新芽もそのとおり、さすがプロの歌人は!


その時々に、私に向かって、あるいは私をあと押ししてくれた風のような、
そんな詩歌を、そのままで何も飾らずに、時には思い出してみたい。

無限に広がる世界が、そこにはありました。
いまも、心のここかしこに沁みてきます。
コメント (12)
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