今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

悲しきkobo touch騒動

2012年07月24日 | 時事
楽天から電子書籍リーダーkobo touchが発売された。
8000円弱の安さで、予約するとポイントが3000点つくということもあってか、
発売前の楽天サイトでは★5つの評価が溢れたが、いずれも購入前の期待感を表すコメントで、
はっきり言ってステマ臭かった。

iPad2ユーザーの私としては、iPadは機能的には満足しているのだが、書籍としては重くかさばるため
(かといっていつも持ち歩いているipod touchでは画面が小さすぎて電子書籍リーダーとしては使えない)、
より小ぶりで軽量のリーダーを求めてはいた。
ただし本命は 8月に発売されるkindleで、
それが気に入らなかったら来年出そうな高画質の小型iPadまで待つつもりだったので、
いかにも低機能のkoboには食指は動かされなかった(実物を見たいとは思ったが)。

そして発売後、楽天サイトでは、★1つがどんどん増え続けた。
実際の購入者からの手厳しい評価の投稿が始まったのだ。
そしてとうとう楽天は、評価のページを閉鎖してしまった。
購入者からの酷評が増えすぎたため、販売に支障をきたすからだろう。

買わない者としての私は快哉を叫ぶどころか、”日本人”として悲しくなった。
今回も日本はダメだったのか。
自分にとって”お気に入り”の製品はApple,B&W,Braunなど欧米の会社のもの(工場がどこかは問題でない)。
”大好き”な計測器に至ってはテスター以外はアメリカ製ばかり。
(お気に入りのカメラがNikonであるのが唯一といっていってもいい例外か)。

アメリカの商品・サービスなら使いやすく性能がいいが、日本のはダメ。
これが常態になってしまった。
「日本製=安かろう・悪かろう」の終戦後に逆戻り。
高度成長とともに育ってきた私の半生が、無に帰したような…。