今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

締め出され

2016年02月08日 | 失敗・災難

3泊の慰労旅も今日で終わり。
私にとっては”3泊”は最長の部類なのだが、ここ定宿での滞在としては物足りなさを感じている。
毎年数回の連泊をずっと継続しても一向に飽きないからだが、逆に飽きてしまうともう行く気がしなくなるので、「もうちょっと居たい」と感じながら帰るのが丁度いいと、自分に言い聞かせている。

気持ちを残して去る。これを「残心」という。

さて、今日は何も用事がないので、のんびり帰り、14時すぎに到着。
荷物を部屋に戻して、車の小さなキズが気になったので近くのディーラーに車で出かけた。
わが部屋の鍵を閉める時、いつもとは違うへんなひっかかりを感じたが、そのまま出かけた。
戻ってきて、部屋の鍵を差し込んだが、鍵が回転しない。 
すなわちドアがあかず、部屋に入れない。
閉め出された。

前回は赤チンクに閉めだされたが、それは自分のミス。
今回は私のせいでない(と思う)。

幸い、外出装備なので、携帯があり、管理会社に電話する。
今冬一番の冷え込みだった今日だが、車での外出だったので防寒着がない。
なので、管理会社の人が来るまで、表で待つわけにはいかない。
さらに幸い、車のキーもあるので、車の中で待つ。

だいぶ待って管理会社の人が来て、鍵穴に鍵専用の潤滑剤を注入する。
すると、鍵が回転し、開けられた。

お礼を言って、部屋に入り、今度は夕食の材料を買いに出かける。 
今度は革のジャケットを羽織り、代わりに車のキーを置いて、外から施錠する。
さっきと同じ違和感があったので、鍵を回してみたが、回らない。
また、閉めだされた。
さっきの成功はつかぬ間で、状態が戻ってしまったのだ。

また管理会社に電話した。
今度は車に入れないので、まずはスーパーに行って買い物を済ませる。
それを済ませてもいっこうに連絡が来ない。
催促の電話をする。
いつ来るかわからないので、喫茶店で休むわけにもいかず、ずっと家の周囲を歩きまわる。
日没となり、どんどん気温が下がってくる。
そとにいると寒いので、近くのコンビニに入るが、買うものもないので、長いするわけにはいかない。
なので、近所のコンビニをはしごする。
長居できるのはスーパーしかない。
スーパーに戻って、また催促の電話をする。
どうやら、外回りの人は一度成功したので、2度めの依頼であると思っていない気がしたので、2度目の依頼であることを詳しく説明しなおす。

そうしてやっと管理会社の人が到着。
一度目と同じ作業をしたが、今回は鍵が回転しない。
管理会社の手に負えない事態になったので、専門の業者に依頼してもらう。

業者が到着するのは19時半だという。
それまで45分、寒空の下で待つわけにはいかず、空腹になったので、自炊用に買った食材を持ちながら、駅前に戻って食堂に入った。
そこで夕食を食べていると、予定の15分前に到着したと業者から電話が来た。

いそいで夕食をたいらげ、戻る。
専用の工具を携えた業者の人が待っていた。

彼、いやその”鍵師”は、ドアの鍵周りの部分を分解し、夜の外に面した廊下で懐中電灯を灯して部品一個一個を精査する。
そして、それらを付け直し、鍵が軽快に回るのを幾度も確認した。
部品に損傷はなく、つまり正常なので、原因は不明だという。
私も幾度も鍵を閉めてみたが、今回はきちんと回転する。
さすが鍵師だ。
賃貸なので請求は管理会社に行く。
私はお茶を一杯差し出しただけだが、心から感謝を示した。 

原因不明というのが気になるが、
可能性としては、鍵についたゴミが鍵穴の一部を塞いだかもしれないという。
確かに、以前から使っていた鍵を覆うキーケースをやめ、最近は鍵を束ねるだけのキーケースに乗り換えたばかり。