今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

民主党に期待するもの

2016年02月25日 | 時事

私は民主党支持者ではないが、自民党に代わる政権担当能力のある政党の成熟を切望している1人だ。

前々回の衆院選では、民主党に投票しなかったこともあり(マニフェストを見たら×だらけだった)、
「裏切られた、信用できない」という絶望感はないので、いまだ民主党に期待している少数派を堅持している。

ところが、今の民主党は、旧社会党のような野党のリーダーの地位に満足しているようで、それがむしろ絶望感を与える。
「確かな野党」は共産党だけでいい。

現実的に政権奪取可能な道があるとすれば、前々回そうであったように、自民支持者の乗換えが絶対に必要なのだ。
つまり反自民を標榜するのではなく、超自民を目ざさなくてはならない。
そもそも民主党の中枢の人ってほとんど自民党出身でしょ。価値観的に反自民ではないはず。

いたずらに自民との対立を煽るマスコミは、民主党を旧社会党の位置に固定させたい実は隠れた自民支持なのだ。
真に国を憂う大半の保守層にも「自民党よりもいい!」と思わせる政党になることが求められている。

もっと率直に言うと、私が民主党に期待しているのは、政策の違いよりも体質の違いだ。
ここでいう体質とは、政党レベルでの利益の供給先、意思決定の仕組み、そして個々の議員の行動様式などを総称したもの。

自民的な体質こそ、日本が脱皮しなければならないものだと思っている。
それは自民の体質に浸かっている中からは出てこない。
政策の共通点のない野党では実現できない。
自民を脱した人の中から出てくると期待している。 

表面的な政策(建前)は、体質(本音)によって容易に曲げられてしまう。
体質が違えば、同じ政策であっても実現するものが異なる。
だから民主党が自民党と同じ政策を掲げても、それは超自民であればなんら問題はない。
 民主党に超自民を期待するのは、党の構成員から見て、不自然・不可能ではないはず。