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at HOME 本多孝好

立ち寄った本屋さんで、サイン本だったので購入した本書。著者の本はこれまで「真夜中の5分前」の2巻を読んだだけだが、よく出来た小説だなと感心した記憶が残っている。後から書評誌を見たら、本書はお薦め本としてかなりの分量で紹介されており、「特に表題作が良い」とあった。読んでみたが、書評誌の通り、表題作はよく出来た話だと思った。ただ、正直言って、上手くできた話なのだが、どうも作り話という要素が強すぎて、深く心に残るという感じはしなかった。むしろ淡々とした話の第2話以降の方が、読んでいて心地よかった。これから著者の代表作が何であるかをちょっと調べてみて、少しずつ読んでみたくなった。(「at HOME」 本多孝好、角川書店)
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