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2015年本屋大賞予想 反省

今年の本屋大賞は上橋菜穂子「鹿の王」。大賞作品は外れたが、ベスト3に予想した3作品は、それぞれ3位、4位、6位と、まあまあの順位だった。特に、個人的趣味で選んだ「ハケンアニメ」「本屋さんのダイアナ」が3位、4位というのは少し嬉しい。受賞作品は、まぎれもない傑作だとは思うが、現実の医学的な知見に縛られ過ぎていて、やはりこれまでの作者の作品に比べると内容が窮屈な感じは否めない。それでも、過去の作品も含めて、「作者の作品を1人でも多くの人に読んで欲しい」という本屋さんの気持ちの表れと考えれば納得がいく。その一方で、直木賞受賞作が2位というのは、予想のところで書いたが、この賞の性格が少しずつ変化していることを今年も確認した感じだ。

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