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嫌われた監督 鈴木忠平

プロ野球中日ドラゴンズの監督だった落合監督の8年間を、彼を新聞記者として一貫して取材し続けた著者の経験、彼に関わった多くの選手や球団関係者の証言などをもとに時系列に追ったノンフィクション。自分は自宅近くの横浜の球場に何度か孫を連れて見に行ったことがある以外、この何十年も野球を見たことのない完全な門外漢。落合監督時代の中日の成績がどうだったのか全く知らなかったし、登場人物のほとんどが知らない選手ばかりだったが、それでも本書はとても面白かった。とにかく落合監督の何事にもブレない姿勢が様々なエピソードから浮かび上がってきて、凄い人なんだなぁという一言に尽きる。ネットで検索すると彼自身が書いた本もあるようなので、それを読んで彼が自分の凄さをどのくらい認識しているのかを確かめてみたいと思った。(「嫌われた監督」鈴木忠平、文藝春秋)
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