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厄災の絵画 中野京子

古今東西の厄災をテーマにした絵画についてのエッセイ。ノアの大洪水神話から20世紀のスペイン風邪まで様々な厄災を画家がどう表現したのかを分かりやすい解説で教えてくれる。やはりこの時期興味深いのは、ペスト、天然痘、コレラといったいったパンデミックの記述だ。天罰だというナイーブなものから、被害を大きくした原因と思われるものへの痛烈な批判など、そのメッセージは様々だ。著者が最後に記しているように、今のコロナ禍を画家たちが今後どのように表現していくのかとても興味深い。(「厄災の絵画」 中野京子、日経プレミアシリーズ)
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