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八秒で跳べ 坪田侑也

初めて読む作家の小説。書評誌で取り上げれていた本書を本屋さんで見つけたので読んでみた。内容は、高校のバレーボール部を舞台にしたコテコテの青春スポーツ小説。才能はあるが今ひとつバレーボールに情熱を注げない主人公が、天真爛漫に競技を楽しむエース、チームの纏まりに苦慮するキャプテン、冷めた主人公をライバル視するチームメイトらとの交流の中で物事に打ち込むことの楽しさに気づいていく展開は正に青春物語だし、漫画家を目指す女子の同級生との交流もお決まりのシチュエーションだ。個人的には、ちょうど孫が中学生になってどんな部活に入るのか見守っている時だったこともあり、大昔の部活時代を思い起こしながらの楽しい読書だった。(「八秒で跳べ」 坪田侑也、文芸春秋社)
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