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夢みる惑星 1~4 佐藤史生

このブログではマンガ本の紹介はしないようにしているのだが、本書についてはあえて紹介しておきたい。上橋菜穂子が自分に影響を与えた本として紹介していた本「夢みる惑星」全4巻である。少女マンガでも名作と言われるものは結構知っているし読んでいるつもりだったが、この作品の存在はこれまで知らなかった。入手しようと思ったが、「絶版」「品切れ」とのことで、ネット通販でも購入できず、やむを得ずネットオークションで「初版本」を購入した。読んでみると、確かに上橋の小説(たとえば「獣の奏走」)と世界観が非常に良く似ていて、上橋が影響を受けたということが良くわかる。本書を読むと、日本のマンガの奥深さが再認識され、世界中で注目されていることも十分納得できる。このような名作でさえ絶版や品切れで入手が困難となり、顧みられないほどの奥深さなのだ。本書に触発されて名作「獣の‥」が誕生したのだとすれば、名作中の名作「ポーの一族」「トーマの心臓」などを文章のうまい人がノベライズしたら、それこそ「ハリー・ポッター」以上の傑作ができあがるのではないかと思われる。(「夢みる惑星」佐藤史生、小学館)
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松坂大輔 ヤンキースタジアムの壁 MLB

「ベーブルースの家」という愛称で親しまれてきた「ヤンキースタジアム」が昨年でその長い歴史の幕を降した。すぐ近くに新球場ができているようだが、取り壊された直後に、ヤンキースタジアム関連のコレクティブルが一斉に製作された。これはその中の1つである。球場関連のコレクティブルで多いのは、観客席、選手の座っていたベンチ、外野のフェンスといったところだが、これはその中の外野のフェンスの一部があしらわれている。ヤンキースタジアムには、NY生活中に何度も行ったが、そのフェンスが青かったという印象は全くない。これをみて青だったのだと判る。アメリカ人にとってはかけがえのないコレクティブルだと思われる。
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スターウォーズ スケッチ ⑤ CARLISLE

スターウォーズのスケッチカードの5枚目は、CARLISLEという画家の作品である。鉛筆ではなく、サインペンのようなもので描かれているのが特徴だが、やはりサインペンでは、鉛筆のような繊細な陰影などをつけることができないので、どうしてもラフな感じがしてしまうのは否めない。ただこうした作品でも、やはりプロの作品という部分は残っており、コレクションのバリエーションと考えれば面白いことは確かだ。
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スターウォーズ スケッチ ④ FABBRI

スターウォーズのスケッチカードの4枚目は、FABBRIという画家の作品である。スターウォーズに限らず、スケッチカードの一般的な傾向なのだが、人間を画材としたものよりも、異星人や敵側の怪物を題材にしたものの方が多いように思われる。これは、人間のスケッチはその表情などを含めて描くのが難しいからだろう。異星人や怪物ならば表情や特徴に気を遣う必要性が弱く、同じ時間をかけてたくさん制作できるからだと思われる。このスケッチも良く描けてはいるが、なんだか大量に描いたような感じがしてしまうのが残念だ。
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岡田武史 ジャージ サッカー日本代表監督

サッカー日本代表岡田監督のウエアのコレクティブルである。昨日のワールドカップ・アジア最終予選対オーストラリア戦は、首位になれなくて残念という気持ちと、少なくとも負けなくて良かったという安堵の気持ちが入り交じった思いだ。岡田ジャパンがアジアという殻を抜け出せるかどうかの試金石の意味合いがあるという解説があったが、なかなか抜け出すのは困難だということもよく判った。ただ、こういう試合でもそれなりに楽しめたというのは、少し楽しみ方が判ってきたようで嬉しい。ど素人の感想だが、岡田監督には、昨日のような引き分けでもよしとする感じの相手との試合に対して、流れを一気に変えるような大胆な采配を期待したい。
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スターウォーズ スケッチ ③ McCREA

スターウォーズのスケッチカードの3枚目は、McCREAのスケッチである。この画家のスケッチも、制作枚数が多いため非常に良く見かける。この画家の特徴は、あまり細かな描写はなく、キャラクターの特徴を良く捕まえているとも言い難いのだが、なんとなく味のあるスケッチだという点である。このスケッチも、スターウォーズのレイア姫にあまり似ていないようにも思えるのだが、画家の個性がはっきり出ていて面白い作品に仕上がっている。
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ハロー・サマー、グッドバイ M.コーニイ

イギリスSF不朽の名作と評判の本書だが、大昔にSFを読み漁っていた時にも読んだ記憶がない。当時は、SFと言えば創元文庫とハヤカワ文庫の2つという感じで、ヒューゴー賞やネビラ賞を受賞した作品を中心に追いかけていた。そのため、他の文庫で刊行されていて、受賞歴のない本書に気づかなかったのだと思う。その後本書の評判を何度か聞いたが、その時はすでに絶版になっていた。それが20年振りに新訳で復活していた。全くお門違いの指摘かもしれないが、本書にはハリーポッター・シリーズとの類似性を感じる。欧米では、子供は長い夏休みに成長するという感覚が強いのだろう。本書も主人公の少年のある夏休みの成長の記録という側面がある。実際にはその時に起きる出来事がほとんど「人類滅亡」に近い大事件なので、「成長の記録」などという読み方は変かもしれないが、作者が書きたかったのはそっちのほうではないかと思えるくらい、そのストーリーが心に残る。評判となっている本書の「SF史上に残る驚天動地のどんでん返し」だが、終盤にでてくるどんでん返しには「えっ?そういう話なの?」とびっくりするし、最後の最後の「どんでん返し」には心が熱くなるが、実は私には最後に主人公がどうなったのか、作者がどうなったと言いたいのかが、よく判らなかった。判らないのが、翻訳のせいなのか、余韻を残した終わり方なのか、大変気になるところである。(「ハロー・サマー、グッドバイ」M.コーニイ、河出書房新社)
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スターウォーズ スケッチ ② TERANISHI

スターウォーズのスケッチカードの2枚目は、TERANISHIのスケッチである。この画家のスケッチカードは、製作枚数がかなり多いためと思われるが、非常に良く見かけるし、入手も非常に容易である。実際私も彼の作品は何枚も持っている。数が多い画家の作品は総じてラフなスケッチが多いのだが、この画家の作品は数が多い割にはしっかり描かれていて、キャラクターの特徴なども良く捉えているものが多い。ただやはりこうした種類のコレクションは希少性に大きく左右されるので、ぞんざいに扱われているようでかわいそうである。
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スターウォーズ K-3PO スケッチ ① DON PERSONS

映画「スターウォーズ」のスケッチ・カード。スケッチ・カードとは、すでに何回か紹介しているが、映画のキャラクターや場面を画家が手書きしたカードのことで、米国でコレクションすることがブームになっているアイテムである。特定の映画の様々な画家のスケッチを集める人、特定の画家のものを集める人、特定のキャラクターを集める人など、いろいろな集め方があるのが受けているようだ。これは、DON PEARSONSという画家によるK-3POのスケッチである。鉛筆によるスケッチだが、かなり細かく描かれており、その特徴を良く捉えた逸品である。
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ダン・クローチャー ジャージ NHL

NHLのゴールキーパー、ダン・クローチャーのユニフォームをあしらったコレクティブル。2000年代前半に、バンクーバー・カナックスの正キーパーとして大いに活躍していたのを記憶している。特に2001年から3シーズンは、連続して30勝以上をあげており、14回もシャットアウト・ゲームを成し遂げている。しかし、その後NHLのロックアウトがあって、そこからの彼はほとんど活躍らしい活躍をしていない。絶頂期にロックアウトが勃発し、それで選手人生が大きく変わってしまった、かなりついていない選手といえるだろう。そのままカナックスで活躍を続けていれば、記録に残る名キーパーになっていたかもしれない、と思うと大変残念な気がする。
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マリオン・バルトリ サイン テニス

フランスのテニス・プレーヤー、マリオン・バルトリのサイン。世界ランキングでは9位が最高だが、現時点でトーナメント9勝という実力者だ。まだメジャー・タイトルには手が届いていないが、2007年のウインブルドンでは決勝戦まで勝ち進み、ビーナス・ウイリアムスに惜しくも敗れたのが記憶に新しい。プレースタイルは、典型的な「両手打ち」のハードヒッターである。まだ24歳で今後が大いに期待されるプレーヤーである。
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ジュニーニョ ジャージ 川崎フロンターレ サッカー

川崎フロンターレのFW、ジュニーニョことカルロス・アルベルト・カルヴァリョ・ドス・アンジョス・ジュニオル(Carlos Alberto Carvalho Dos Anjos Junior)のユニフォームのコレクティブルである。川崎に移籍した2003年に27得点でJ2で2位の得点をあげ、翌2004年には37得点でJ2の得点王、その年の川崎のJ1昇格の原動力となった。これほど素晴らしい「助っ人」も珍しいだろう。J1昇格後も活躍を続けており2007年にはJ1でも得点王を獲得している。J1,J2の両方で得点王になったのは彼で2人目(もう1人はエメルソン)とのことである。名古屋グランパスもこうした選手を獲得して是非悲願の初優勝を果たしてもらいたい。
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福藤  記念カード NHL

プロ・アイスホッケーの福藤選手についてはすでに紹介済みだが、日本人として史上初めて(かつ唯一)NHLでプレーした選手である。彼の世界10枚限定という珍しいカードを入手したので紹介しておく。カードの表面ほぼ中央に「8/10」という刻印があり、これが「10枚製作されたうちの8枚目」という印である。こうした数が極めて限られたアイテムは、一般に販売に出されたものと、何かのイベントの際に製造メーカーのブースなどで入場者限定で配布されたものの、大きく2種類に分けられる。このカードはその後者のものである。選手の人気にもよるが、一般的には価格は前者の方が断然高い。後者の方が、「どこどこでしか手に入らなかった」ということでオタク度が高くレアな感じがするが、実際は「どうしても欲しかった」という人でない人が入手してしまうことも多く、流通市場(2次市場)に流れてくる枚数が結構あるからだと考えられる。これもそういう形で入手したものである。
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クラウド・コンピューティング 西田宗千佳

本書の副題は「ウェブ2.0の先にくるもの」である。この副題と「クラウド・コンピューティング」という聞き慣れない言葉を見ては、読まずにはいられないという感じだ。各章毎の内容がはっきりしているのと、適度に「思い当たる節がある」という程度の身近さが感じられて、大変読みやすい。それでいて新しい知識も豊富で訳に立つ。また、通信への過度の依存、信頼性の確保、通信量のネックといった「クラウド…」の問題点も的確に指摘されているし、さらにその対応策も示唆されているので、実に実用的な感じがする。但し、この本を読み終えて「クラウド・コンピューティングとは何か?」を自分の言葉で説明できるようになったかというと、やや自信が持てない。雲から雨が降って大地に恵みを与えるように、大きなコンピューターが「データ容量の無制限化」「アプリケーションの多様化」といった恵みを多くのPCにもたらす、というイメージだと思うのだが、それで十分に言葉の意味を伝えられているかというと、やや自信が持てない。「ウェブ2.0」という言葉は「次にくるもの」ということで言葉自体が曖昧さを含んだ言葉で、使う人によってそれぞれ違うイメージを持つことを許容している感じがある。これに対して「クラウド…」というのは「雲」という明確なイメージがあり、却って明確な意味を表現するのが難しいようにも思われる。(「クラウド・コンピューティング」西田宗千佳、朝日新書)
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エリザベス・ローム サイン ハリウッド

人気TVドラマシリーズ「LAW&ORDER」でセレナ・サザーリン役を演じているエリザベス・ロームのサイン。同シリーズは2005年で終了したが、彼女はその後もコンスタントにTVドラマに出演している。過去の出演作をみると、「FBI」「エンジェル」などサスペンス物が多いようである。サインは、形・大きさともやや貧相な感じがして、あまり良いサインとは言えない。
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