玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

違った風景

2023-01-15 13:53:04 | 日記

今日もリハビリのために駅まで歩いた。行きは良いのだが、帰りが少々辛いのだ。

交差点で青信号を待っていた時に、ふと20年前にゐなくなった人を想った。10年前にも、去年も、ゐなくなった人が居た。

私は彼らと違う風景を見ているのだろうか。いや、彼らの替わりに私が今の風景を見ている。いやいや、ある種の空気感の中で息をしているだけだ。

坂道を下るときに少し足が痛くなった。前から初老の女性が補装具を付けて杖を突いて上って来る。

私も2,3日の間、100円ショップで150円で買った杖を突いて歩いた。杖も訓練しなければ使えないし、杖を突いても足は痛いのである。

ともかく頑張らねばと思った。

庚申塚か、街道沿いだから道祖神かもしれない。

それとも、…?今度行ったらよく見てみよう。

 

 

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手元の統計

2023-01-06 10:18:34 | 日記

昔、現役の頃は200枚ぐらい年賀状を出した。退職後は100枚程度となり、その後は減るばかりで、ここ2,3年は50枚程度になった。

元々生存証明なので、皆毎年同じような決まり文句で、余白に「元気ですか?」と書く程度なのだが、今年は少し違った。

ほとんど2~3行の近況報告がある。5人ぐらいがコロナに感染したとのこと。

元旦に5枚程来なかったが、そのうち2枚は、親族や妻の名前で葉書がきた。

いまだに3枚は来ない。毎日待っているのだが。

今年はかなり減りそうだ。私の周りでは1割がコロナに罹り、また1割は終の世界か、その傍に行ったのかもしれない。

ともかく、昨年は、厳しい、辛い、怖い、一年だった。

まだ参拝に行っていない、・・・。

 

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案外に公平で平等

2022-12-26 13:24:19 | 日記

今年が終わろうとしている。コロナ禍の所為か、2022年も落ち着いた時間の過ごし方ができなかった。いつも見えないウイルスを恐れ乍ら、「老い」という晩年を生きている。これが最晩年になるのか、分からない。

かつて「戦争を知らない世代」として、先人たちに申し訳ないと舌を出していたこともあった。

若い時、大学のキャンパスでは杖を持った教授が何人かゐた。それを異様なもの、又はその意味を感じなかった。たぶん戦争で傷ついた年齢層だという想像すら欠けていた。

社会に出れば、飲み会ではあたり前に軍歌が歌われていた。テレビや映画で軍歌の一つや二つ覚えているので一緒に歌った。その時間を早くやり過ごし、自分の自由な時間に戻ることだけを考えていた。

そんな程度のフワフワした生き方でも老人と云われる年齢となって、ふと気が付くと、かつて何度も母から聞いた関東大震災がつい少し前にも起きた。大津波さえ起きた。

明らかな侵略戦争がヨーロッパで起きた。かつてのコレラのように、新型コロナが世界的なパンデミックになり、いまも継続している。

結局、戦争を知らない世代は、今までの「お得感」を徐々に失っていくことになる。

私も一丁前に昔の父や母と同じように老いの苦労や疲労を感じるようになった。

その意味では人間の生き方は案外に公平で平等なものだと、感じ始めている。

ツタバウンラン

大正時代に日本渡来した多年草。花言葉:保護、ジンクス破り

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久しぶりに床屋

2022-05-31 13:23:16 | 日記

このコロナ下、ほぼ半年ぶりに理髪店に行った。まず、店員が私の後ろ髪を見て絶句していた。すかさず言った。「いつ又来れるか分からない、…」と呟いたら、店員は出かけた言葉を呑み込んで髪を切り始めた。この間、見えない後ろ髪を鏡で勝手にバリカンを使ったので、たぶん虎刈りの極致だったのだろう。

街に出れば、寝たきりに成る寸前の老人が家からやっと這い出して、よろける脚で杖をついて、必死になって街を徘徊?いや歩行演習をしている。

カラオケ店の前には張り紙がされ「コロナに罹ってしまい、しばらく休業する」と告知されている。

玉葱が上がるという?その理由は解らない。日本の玉葱は輸入しているのか?中国産ウナギや、小麦、飼料が上がるのが判るが、又オイルショックの時のトイレットペーパー騒ぎが始まるのか。

そう言えば、アベノマスクが最終的にどうなったか追跡調査をしてもらいたいものだ。

そう言えば、3回目のワクチンを打ってから少し身体の按配が良くない。

ひょっとしてワクチン後遺症かも知れない。難しい本がほとんど読めなくなった。それに倦怠感がある。純粋に年齢のせいかもしれない、とも思うのだが、…。

 

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後悔ではない回想

2021-12-27 19:17:40 | 日記

年相応に狡ければ、違った人生があったかもしれないと偶に思うことがあります。決して後悔ではないのですが、ふと思うことがあります。

あの時に、ああ云っておけば、違った人生になったかもしれないと思うこともあります。しかし、この年になると、もうどうでも良くなるんです。でもちょっと想像すると、とてもワクワクすることもあります。

コロナ禍にあると、他人と話す機会もなくなり、自粛疲れで、ふと空を見上げると、ああこんなに空は大きいし、確かに丸いのだなと思います。

とても東京にいた頃と比較すると、湘南の空は広いです。そして何時も違った表情を見せてくれます。

まだ、こうして外に出て行けるだけ幸せと思うことにしています。ともかくも、・・・。

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