玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

普通の独立国

2023-01-21 13:53:17 | 直言

戦後の77年間に、此の國では独立国家として普通に外交を進めようとした政権があった。

田中角栄の「中国独自外交」、鳩山由紀夫の「最低でも県外発言」、小泉純一郎「北朝鮮訪問外交」の三政権だ。

角栄は検察官僚に足をすくわれ、監獄に入れられた。鳩山は官僚とマスコミに裏切られ政治生命を絶たれた。小泉だけがテキサスのブッシュ邸に招かれてプレスリーの歌を唄った。

何故小泉が生き残ったのか。一つは「官から民へ」というスローガンで郵政民営化を行った。しかし、結果はどうだろう。今や「民営化」は不正規労働者を増やし、安定雇用を壊して経済を泥舟化させた。

もう一つは、憲法九条を逸脱して外国へ自衛隊を派遣した。しかも国民も国会も憲法も無視して!

小泉はシャカリキになって米国に忠誠を尽くしたので許されたのか。しかし失ったモノは大きかった。

以降、この國のアメリカへの従属化、奴隷化は明らかな形をとるようになった。一般の国民も解り始めた。

近頃アメリカの権力者は羽田ではなく自国の横田基地から入ってくる。もはやこの國は普通の独立国ではない。

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世襲が国を亡ぼす

2023-01-09 10:11:23 | 直言

近頃はクラシックが重くて、山下達郎と大瀧詠一をよく聴く。

何とモダンで、クリーンで、ソフトで、若い頃に憧れていた「日本人らしくない日本人」のような、…。

少し下の世代だが嫉妬と羨望をもってその才能と境遇を勝手に羨んでいた。

今や便利なものがあり、ふとウィキペデアで調べたら、山下はありふれた都立高校出身で、大滝は東北の田舎町から早稲田二文中退だった。ああ、いいとこのおぼっちゃんではなく、案外自分と近い境遇だったんだ。

とにもかくにも彼らには才能があったんだな、と納得したが。

ふと、その子供たちは音楽界で羽ばたいているのかな?

湘南の茅ケ崎出身のサザンの桑田夫婦の子供はどうしたんだろう。

才能の世界は過酷なのかもしれない。

それに較べて、政治家の世襲はどうだろうか?

キシダ、アベ、アソウ、河野、福田、甘利、みんな世襲だ。

「世襲」は実力がないのに、自らを過信して、「国民を見ない、国も見ない」

ただ、アメリカを無性に怖がり、選挙に勝つための宗教団体や、政治資金をくれる財界・業界の方ばかり見ている。

そんな世襲を選ぶ国民が悪いと言われればそれまでだが、ここらでトランプゲームのように「全取替え」したいものだ。

 

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似非自民党

2023-01-08 14:45:30 | 直言

違和感と云うのがあるならば、2012年以降の復活自民党の姿がそれに値する。

欧米民主主義は一定の国民の我慢、一種の負担の上に成り立っている。

当時の民主党の些か愚鈍な歩みに対して、幾らかの時間をかけて我慢して見守るという精神的な余裕が既に国民には生まれていた、と信じていた。

が、事実はそう進まなかった。創価学会、神社本庁、日本会議ばかりか、統一教会という名の実質反日団体の禁じ手まで使って、元の木阿弥に戻したのが、アベの復活劇場だったのではないか?

どうも、良くも悪くも、今の自民党はアメリカが造った自民党ではなくなって、宗教・カルト系の選挙党に変質したというべきだろう。

だから、改めて創造主に、もう一度アメリカに、忠誠を誓っているのではないか!

ガラクタの戦争道具を税金でしこたま買い込んで、自らの政権の延命を図っているのが、今の世襲ボンボンのキシダの実像ではないのか。

こうなると、果たして自民党はどうなるのであろうか、…。

 

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