玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

魔物が通る

2013-02-17 13:48:30 | 雑感

スーパーの衣料品コーナーで近所の中学校の制服が売り出された。春は近いようだ。

公園の横を歩いていると、高校生らしき女の子が追いぬいていく。スリップオン、超ミニスカートの制服、学校バックにはぬいぐるみ人形がジャラジャラぶら下がっている。髪はもう赤く染めている。この娘はさっきのスーパーのやぼったい制服から何年経ったのだろうか。

新聞紙上では、この娘たちの存在によって、一生を台無しにする男たちが何人もいる。もうりっぱな魔物だ。彼女らのほんの一握りは、いずれほんとうの魔女になるだろう。

しかし、私が行く高校のクラス会は、神通力の消えた魔法使いのおばあさんばかりだ。これに較べて、男たちは白髪頭か、禿ばかり、枯れた流木か盆栽のようだ。どちらにせよ、人間の寿命は短い。

魔物たちよ、スカート丈を少しだけ長くして、せいいっぱい生きてくれ。

今年の桜は何処に行こうか?

新松田の早さくら

 

コメント (1)
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