玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

三代目

2014-03-10 14:50:54 | 政治

政治家は心に響く言葉が言えることに価値がある。先日、菅官房長官が中国の李克強首相が安倍首相の歴史認識をけん制したことに対して、「我が国が歴史と逆行することはあり得ない。戦後、自由と平和の民主主義の道を歩んできたのが基本方針だ」と切り返した。国民が言いたいことを言ってくれたと思った。菅官房長官への見方が少し変わった。彼は秋田の片田舎から東京に出てきて、一代で政治家に成ったと聞いている。

中国も、韓国も、更生した者を決して許さない狭量の国のようだ。我々の爺さん世代は確かに戦争を起こした。隣近所にも迷惑をかけました。それは事実です。だから戦後は必要以上に頭を下げて、できる限り隣人に優しく、常に平和を第一に世界と関わってきた筈である。そのことを一切認めようとしない、彼の国の政治家たちは如何なる人間なのか。そう、投げ返してみたくなる。政治家がおかしいと、国民までそう思われる。

それは、この国にもあてはまる。安倍首相の目を覆うばかりの時代遅れな振る舞い、国民もそう思われてしまう。国民の心情を掴めない感の鈍さは、政治家としていかがなものか。明治維新の元勲は誰一人自分の実子を政治家しなかったという。かつて、福沢諭吉はアメリカに行って、ワシントンの子孫を誰も知らなかったことに驚嘆をした。そこにこそ民主主義があると教えた。だから、三代目の政治家は信じないことにしている。そういう人たちばかりの政党は言わずもがな、である。

コメント
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