神戸泊の翌日、JR快速で大阪に向かう。大阪で二度漬け禁止の串焼きをどうしても喰いたい。梅田の地下街にあると聞いた。確かに朝10時からやっていた。 これぞ大阪!
すっかり酔って、また快速に乗った。着いたのは、晴天の京都駅。さすが変わり身の早い京都だ。その後、新幹線に乗って、一路東京へ。
この小さな旅、振り返れば、高松から姫路→明石、そして、結局はJR快速の直線的「三都物語」であった。どこも中国人や外国人の姿は多かったけれど、気になるのは、一時的な観光景気があったが、街そのものの活気がなかったことだ。
神戸の元町商店街ではシャッターが閉まった店が目立った。立ち寄った蕎麦屋の店主に聞いたら、人件費は嵩んで遅くまで営業できないとのことだった。
所詮、経済も人口も東京一極集中のなかで、大阪都構想は、橋下天皇が言うような「二重行政と税金の無駄の解消」ではなく、屋上屋の無駄を重ね、大阪市の人材と財政を大阪府に吸い上げられるだけの事と、やんちゃな天皇のエゴ、それだけの成果だろう。たぶん何もしない事が正解なのだろうが、ここで何かをしないと、関西はずるずると苦しくなるだろう。