東京都民ではないけれど知事選には関心がある。リオに行って次の開催都市の代表を演じるには劇場型人間なら見映えがいいだろう。でも帰って来てからは、無難に行政を行うのは、実務的人間の方が安心だろう。
しかし、あの参院選の結果の真偽を確認するためには、老ジャーナリストの活躍を期待したい。たとえ任期途中で倒れて、また選挙をしなければならない危険性もあるが、それでも、本当に有権者の質が変質したのか、確認したいものだ。
かつて、浮動票、或いは、無党派層の中には、政治的な意識は高いが、何らかの理由で投票行動をしない人々が相当数居ると思われていた。今回の参院選でも、憲法改正の危機ということで、満を持して忽然と現れて、当然のように投票行動を起こすものと期待していた。
ところが、参議院の選挙結果からは、そのような特徴は全く窺えなかった。知的な無党派層と言うのはもはや幻想に過ぎないのかもしれない。参議院選挙に来ない有権者の約半分は、確乎とした政治的な意思や信条を持って投票行動を行わないのではなく、悲しい事に、実際に行われている政治の内容、出来事そのものを理解できないで、政治に関心を持っていないという人々が相当数占めているのかもしれない。
今回の都知事選は、所謂、浮動票・無党派層の一種の政治的なリトマス試験紙と成るのかも知れない。