玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

「日米同盟」という刷り込み

2019-08-03 10:28:21 | 政治

この国は、いつから「日米同盟」と言い出したのだろう。今もなお、国民に刷り込むために、「日米同盟」と政権は頻繁に使っている。

どうもなじめない言葉である。実際の日米関係は、明らかに従属関係、隠れた占領状態なのだ。まったく対等な関係ではなく、「同盟」という言葉が虚しく、陳腐に聞こえる。

初めて「日米同盟」という言葉を公式の場で使ったのは、けっこう古い話で、1979年5月の大平首相の訪米時である。

しかし、その次の鈴木首相は「日米同盟」という言葉に固執しなかった。「日米同盟は軍事的な意味を持たない」とまで言ったとか。【出典:孫崎享『戦後史の正体』創元社】

1982年11月に就任した中曽根首相は「日本列島を不沈空母にする」とまで発言したのには恐れ入った。アメリカに恩義があるのだろう。ロッキード事件に命拾いしたからか。

勝手に、自民党の爺さんたちが、国民の了承を得ないで、勝手に国を代表して、外交の場で「日米同盟」と使った。

歴史上「日独伊三国軍事同盟」以来、この国では「同盟」という言葉は戦争に引きずり込まれる危険な言葉として、国民からは忌避されてきたはずだ。

この言葉は、日常性から遊離した一種の非常時を感じさせながら、その不穏な響きがマスコミを通じて盛んに言われ始めたのが、小泉・安倍政権からだろう。

約40年かけて、情報操作を繰り返しながら、自民党政権は執拗に国民の耳にすりこんできたことが本当に怖ろしい事である。自民党は怖い、実に執念深い党になってしまった。

何故怖いかというと、どこに向かっているかを隠して、どんどん突き進んでいるからである。たった1/2の選挙から、その半分の支持しか持たない、つまり、国民の1/4の支持でこの国を動かすという無定見で、無節操な政党になってしまった。

これは誰が悪いんだろうか。それは、こんな卑怯なやり方を見過ごしてしまう有権者である我々である。が、実に悲しむべきことである。

指路教会とは当て字だったとは知らなかった。

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コメント
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