第二次安倍政権の当初に、マスコミはこぞって「衆議院と参議院のねじれが決められない国にしている」と言っていたのを思い出す。それを鵜呑みしたら、このざまだ。
まともに、何も決められないじゃないか。少なくとも人命軽視政権であることは如実になった。
戦後のある時期、この国は戦争責任を『軍部』に負わせていたが、マスコミも共犯なのである。
1945年7月28日「ポツダム宣言」【7・26発信】を“黙殺”すると記者会見で息巻いた鈴木貫太郎首相。それを降伏の“拒否”と見做し、8月6日、9日に広島、長崎に原爆を落とされた。
その“黙殺”という言葉は前日に使ったのは朝日新聞の見出しである。ちなみに読売は“笑止”と書いた。
共産党の小池書記長が言う「アベ首相はポツダム宣言すら知らない」という根拠は「ポツダム宣言というのは、アメリカが原子爆弾を二発も落として日本に大変な惨状を与えたあと、『どうだ』とばかり叩(たた)きつけたものです」(『Voice』2005年7月号)という安倍氏の発言だった。
これが本当なら、彼は時系列を捉えていない。歴史の学習をしていない。この程度の学力の宰相は親しみやすいが、コロナ災害の非常時に大丈夫だろうか。
何か目標があるのですか?