今度のコロナ騒ぎで、つくづく思ったことがあった。この國は変な国だ、世界の中でもおかしい異常な国だということが分かった。
今日いつもの薬をもらいに病院に行った。窓口が二つになっていた。一つは定期的に診察を受けている既往症患者、もう一つの窓口は、風邪・インフル・コロナの専用の窓口だ。感染者がいるだろうと言っているのではない。
だって、今日の朝日新聞は1500人規模の感染者から急にクルーズ船分を引いて814人という数字を持ってきた。もうこれは、単なる数字であり、この國では数字を隠蔽し続ける。マスコミも同罪。大本営発表か?
孫さんがPCR検査を寄付しようと言ったら、とてつもない反対があったという。誰が反対したのだろう?怖い國だ。占領国アメリカがこの國の何を恐れていたのかが、今何となく解かる。特攻隊を生む風土なのだ。
どんなに世界の他の国が何万、何千という感染者を公表しても、この國はずっと三桁にこだわるだろう。もうこれは数字ではない、単なるまじない、お祈りのようなものだ。ふと、そのことを考えながら、病院から家に戻る間に或ることを思い出した。
昭和天皇が敗戦原因を四つあげた。その内の一つに、「余りに精神に重きを置き過ぎて科学の力を軽視したこと」(『昭和天皇独白録』文芸春秋)この國は戦前とちっとも変わっていない。また同じ失敗をやらかしている。
沖縄を捨てたように高齢者を切り捨て、特攻隊のように満員電車を継続させ、薬も病床もないのに、かつ学童保育も非正規手当も補償しないで、株価を維持するために30兆円の年金資金を、日銀は更に投入して、下落する株をまた買い漁る。
このままずっと安倍さんと黒田さんにやってもらい、すべての責任を取ってもらいましょう。
穏やかな春の日はいつ来るのかな。