山本太郎の参議院への鞍替えを見て、此の國の政治のどん詰まりを感じた。とくに有権者の意識がどうしようもないと思った。
政治への無関心層(最近は無党派層と云うそうだが、)が投票所に行って、真面に政治を考え、自らの生活を考え、次善の策としての投票行動をすれば、少しは良い方向に変わると思う。
山本太郎の行動は、小泉純一郎の時の「B層」と庶民をバカにしたのと同じで、空気に流れやすい投票行動、つまり人気投票のような投票しか国民はしないという現実を読んでのことだ。
現状の自民、公明の勝利が確実な状況で、かつ立民党の存在感がゼロ状態では、ウクライナ侵攻や台湾有事を控えて、政治が憲法改正や防衛費の増大の方向に大きく進み、庶民の暮らしは一向に良くならないだろう。
「れいわ新選組」の政策は決して良いとは思わないが、小政党としてできることを追求するのであれば、やむを得ないことと思う。
それにしても、立民党は未だに国民党と選挙の時の略称「民主党」の問題で紛糾しているとは誠に情けない連中である。自民党のダメなのはいつものことだが、立民党の不甲斐なさには心底から腹が立つ。
国政は東大偏差値級の優秀らしい官僚群が動かしている。所詮、官僚の人事権を持っていない野党に政策提案なんか期待できない。野党は自民系マスコミに「批判ばかり」と枷や轡を嵌められているだけ。
だが庶民は、従来通り、自分達の代りに国会で反対を叫んで欲しいだけだ。政権に批判もできない立民党や国民党こそが公費や税金の無駄使いだということを分かっていないようだ。
ちっとも平和ではない。コロナばかりか、戦争までも、…。
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