平然と不正や虚偽を押し通す現政権は異常な人たちの集まりとしか言いようがない。その根底は国民を根っから馬鹿にしているのだ。バカに馬鹿にされるほど腹立たしいことはない。
The game is over.
私の中では既に選挙は終わったようなものだ。まあ、期日前投票もしたことだし。
最初は、ひとりの女性議員が男性と同じ性の自由を求めた。次に、もう一人の女性指導者が男性と同じ権力を得たいという野望の 平等を求めた。この二人の女性の存在によって、もろくも野党第一党が分裂・崩壊した。この党はその前も女性党首をたてて、都議会選挙に勝てないと雑巾のように捨てた。
この党の一部には女性を看板に使って選挙に利用する議員が多いらしい。だから自業自得なのかもしれない。今回の政局や選挙の流れを大きく変えたキーマンは WOMAN だった。
一国の首相が裁判を経てない人物を詐欺罪とテレビ画面で云う。そういえば、この人物の国会証人喚問でも、竹下国対委員長に召致理由を「首相への侮辱」と言わさせた。首相と一般国民とは身分の差があるということを感じさせる言葉だ。結局、言葉使いが荒いのだ。
後から不適切だと思うと、側近の菅官房長官は「総理大臣でなく、自民党総裁として言った」と人間が二人いるような幻惑をさせて、ひたすら逃げる。ともかく、姑息なのである。
森友・加計問題でも、「前川さんも含めて、誰一人私が命令したとは言っていない」と首相として地位を棚上げして、一人の個人に戻って、言い逃れる。ひねくれた子供のように卑怯なのである。
こんな一国の首相を、ジャーナリスト田崎史郎氏は「とにかく安倍は明るい、田中、小泉に匹敵する」と持ち上げる。彼は明るいのではなく、「首相にたえられない軽さ」なのである。
最初は「大義なき解散」「森友・加計隠し」、次に「名より実を取る」、最後は「排除」「サラサラ」と、魔女の言葉は神通力を急速に失った。
政治家の言葉は民衆を酔わす。
堕ちた“言葉”は、心地よい陶酔から一瞬にして気の抜けたビールとなる。