土曜日、昼下がり。
寒くなったのでテニススクール後の昼食は山の上にある公園で摂る気にはならず、山の麓に車を止めて車中で食べることが多くなった。
日が差せば車中は温室効果で暖かい。
エンジンをかけずとも過ごすことができる。
相も変わらずコンビニの小ぶりな弁当とチョコレート、ホットコーヒーをいただき、いつもの幸せな時間。
今日は珍しく空は薄曇り。
ぱらぱらと小粒の雨が吹けてくるが晴れは晴れ。
穏やかな眺めを目の端に捉えつつ、エッセイを読んで時を過ごした。
このところ、もうずいぶんと自身の考えに意識を向かわせてばかり。
息詰まり感が日に日に増して来ていた。
小説やエッセイを読んで他人の考えに触れることの意義を再認識しつつある。
お金を出して買う本である。
そこには筆者の考えだけでなく才能がある。
天才で無ければ自身の考えだけで道は切り開けれない。
有用な思索を他から得てこそ新しい考えや行動に繋げられる。
自身の思想を形作るのは複数の他人の主張の総体だと思う。
書物や映像などの情報伝達物に対して自分がどう感ずるかだ。
このところ、OUTPUT > INPUT と言う傾向が続いていたなと気付いた。
もっと入力量を増やさねば。
思い出すに学生時代は様々な媒体から世界の在り様を把握してきたように思う。
あの頃はブログなんてなく、自身の考えを発信できる場は限られていた。
伝えたい思いを受け止めてくれる先は身近な友人や恋人のみだった。
世は移ろいゆく。
一般民衆が不特定多数の人々に自分の興味あることを伝えられるなんてことができるようになるなんて。
情報入力と出力の平衡がいつの間にか逆転してしまった。
エッセイを読んだ後、眠くなり座席を倒して昼寝した。
目を覚ませば日が傾き周りの景色は夕日に橙に染まっていた。
薄曇りの空が朧に霞んだ春を思わせ、耕された田んぼの土のぽっくり感と相まって、次に訪れる季節を早取りさせて感じさせてくれた。
早1月も半ばを過ぎた。
年寄りの身に、春は存外に早くやってきそうだ。
寒くなったのでテニススクール後の昼食は山の上にある公園で摂る気にはならず、山の麓に車を止めて車中で食べることが多くなった。
日が差せば車中は温室効果で暖かい。
エンジンをかけずとも過ごすことができる。
相も変わらずコンビニの小ぶりな弁当とチョコレート、ホットコーヒーをいただき、いつもの幸せな時間。
今日は珍しく空は薄曇り。
ぱらぱらと小粒の雨が吹けてくるが晴れは晴れ。
穏やかな眺めを目の端に捉えつつ、エッセイを読んで時を過ごした。
このところ、もうずいぶんと自身の考えに意識を向かわせてばかり。
息詰まり感が日に日に増して来ていた。
小説やエッセイを読んで他人の考えに触れることの意義を再認識しつつある。
お金を出して買う本である。
そこには筆者の考えだけでなく才能がある。
天才で無ければ自身の考えだけで道は切り開けれない。
有用な思索を他から得てこそ新しい考えや行動に繋げられる。
自身の思想を形作るのは複数の他人の主張の総体だと思う。
書物や映像などの情報伝達物に対して自分がどう感ずるかだ。
このところ、OUTPUT > INPUT と言う傾向が続いていたなと気付いた。
もっと入力量を増やさねば。
思い出すに学生時代は様々な媒体から世界の在り様を把握してきたように思う。
あの頃はブログなんてなく、自身の考えを発信できる場は限られていた。
伝えたい思いを受け止めてくれる先は身近な友人や恋人のみだった。
世は移ろいゆく。
一般民衆が不特定多数の人々に自分の興味あることを伝えられるなんてことができるようになるなんて。
情報入力と出力の平衡がいつの間にか逆転してしまった。
エッセイを読んだ後、眠くなり座席を倒して昼寝した。
目を覚ませば日が傾き周りの景色は夕日に橙に染まっていた。
薄曇りの空が朧に霞んだ春を思わせ、耕された田んぼの土のぽっくり感と相まって、次に訪れる季節を早取りさせて感じさせてくれた。
早1月も半ばを過ぎた。
年寄りの身に、春は存外に早くやってきそうだ。