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春へといざなう花

2014-01-24 02:10:10 | その他旅行き
冬でも花の撮影が楽しめる所はないか。
まあ、公園の花壇なんかでもこの時期ならパンジーなんて咲いてはいるが、野生の花がいい。
ちょっと遠いが、淡路島に面白そうなところがある。
純粋に野生ではないけど、半野生で水仙が咲いているらしい。
淡路島南岸の灘黒岩水仙郷という所。
その昔、岸に流れ着いた球根を漁師達が島の斜面に植えたのが株を増やし、いまや500万本に増えたそう。
1月下旬が一番の見頃とあるので少し時期は早いようだがまあいいでしょう。
先々週の話なんだけど 行ってきた。

明石大橋を渡り、神戸淡路鳴門自動車道を西淡三原ICで降り、野菜畑が広がるのどかな道を南へ海へと走る。
海に着くと想像していたのと違い、海面は高いところから望めた。
その一帯は切り立った崖が続く海岸線だった。
崖の下に付けられた道路へと急坂を下り、海沿いの道を北へ走れば現地到着。

少し奥まった谷にある駐車場から急な斜面を見上げると、一面水仙のみどりの細い葉っぱが覆っていた。
花はまだまだこれからだぞと思わせる密度で咲いていた。
ネットで最盛期の写真を見たが、斜面が真っ白だった。
とすると、これで五、六分咲きと言うところか。

階段をジグザグと上ると、一番高い所に展望台があり、反対側の海側の斜面へと降りられる。
色んな角度、背景で撮影できるのでなかなか楽しい。
風の弱い日で海から微風が吹きあがってくると、斜面に咲く水仙の香りを集め、甘い芳香がいっとき鼻腔を満たす。
海側は南側で雲が切れて差して来た日差しが身体を暖めてくれ、南淡路はイメージ通り温暖だと教えてくれた。