キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

オーディオブックーThe Power of Vulnerabilityーその2

2018-03-01 20:36:18 | 映画・本・テレビなどを語る

毎朝大学のジムで運動しながら聞いているのが、ブレネー・ブラウンのこの本。

以前は、マシンに備え付けてあるテレビのHGTV番組ばかり見ていたが、最近では努めてオーディオブックを聞き、毎朝新しいことを発見。

彼女は自称「質的研究のストーリーテラー」だそうで、頻繁に観客の笑いを誘うエンターテイナーとしての素質もある人。女友達と電話しているような気楽な気分でテープをリスニングできるのが魅力。

今日記憶に残ったのは、アメリカでは自己紹介する時にWhat do you do?(どんなお仕事をなさっていらっしゃるのですか)が通常で、どれだけ相手がImportantかということで、その後の会話の転がり方やつながりが変わってくるということ。しかしこれはアメリカ特有の現象で、他国では、仕事ではなく、「どこから来たの」などのプライベートな話がまず会話の切り口になるという違い(必ずしもそうとは限らないと思うが)。自分のステータスや忙しく時間に追いまくられて仕事することを誇示する文化の弊害について、いくつも例を挙げながら述べている。初対面の人に質問する時、What do you do?の代わりに、What do you love? (どんなことが好きなの?)と聞いてみてもいいんじゃないかという提案だったが、夫にこのことを話すと苦笑いされる。 

次に考えさせられたのが、クリエィティブな活動に従事することの大切さ。学校教育の中では、アート教育は後回しにされ、子どもの創造性を育むような教育は行われていないという話に私も共感。自分の生活を振り返ってみると、お料理をすること、季節や行事ごとに家をどのようにデコレーションしたらよいのか知恵を振り絞ること、ピンタレストでお手本になるクッキングやデコレーションのアイディアをクリップしフォルダーに保管することなどは、クリエィティブな活動かもしれない。しかしもっと忘れているようなクリエィティブな活動が何かあるのかもしれない。もし時間があったら、あるいは時間を意識して創り出したら、ぜひピアノをまた弾いてみたいと思う。

今日偶然にも、夫がPresidential Leadership Meeting(大学学長のリーダーシップ会議)でもらってきた本が、ブレネー・ブラウンの最新本”Braving the Wilderness"だった。大学の運営や教育に携わるリーダーたちの会議で、彼女の本が配られるのは面白い。どのようなことを意図しているのだろうか。この答えは、この本を読んだ後に。

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オーディオブックーThe Power of Vulnerability: Teachings of Authenticity, Connection, and Courage

2018-02-28 15:24:01 | 映画・本・テレビなどを語る

 

今、ブレネー・ブラウン氏のベストセラー本、The Power of Vulnerability: Teachings of Authenticity, Connection, and Courageをオーディオブックで聞いています。

タイトル Vulnerability の和訳は、「傷つく心」や「無防備」となっているようですね。

彼女はTEDTalkのプレゼンターとして幅広く世界的に知られていますが、それだけでなくヒューストン大学のソーシャルワーク大学院研究教授。私自身ヒューストン大学にしばらく通ったこともあり、ヒューストン在住で二児の母親である、質的研究を専門に行っている研究者であるということから、親しみを持ったのがきっかけです。

このオーディオブックがこれだけインパクトがあるのは、彼女の子育てのエピソードが頻繁に登場し、うんうんと納得できること、また原稿を用意せずに行き当たりばったりで行ったトークが本になっていること、自分をありのままさらけだすということがいかに相手に訴える力があるかということが伺えます。

話の特徴として、自分の体験だけでなく、研究対象として聞き取り調査を行った人たちのエピソードも数多く含まれているのでわかりやすい構成です。

彼女の別の本が何冊か和訳されてますので、興味のある人は読んでみてはいかがでしょうか。自己を見つめる機会になるだけでなく、対人関係や子育てのアドバイスも含まれています。

https://www.amazon.co.jp/s/ref=dp_byline_sr_book_1?ie=UTF8&field-author=%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3&search-alias=books-jp&text=%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3&sort=relevancerank

このリンクでは、彼女のTEDTalkが日本語字幕付きで見られます。

https://www.ted.com/talks/brene_brown_on_vulnerability?language=ja

 

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ドキュメンタリーSugar Coatedを視聴

2018-02-25 20:30:41 | 映画・本・テレビなどを語る

昨日は、娘の勧めで、ドキュメンタリー映画「Sugar Coated」を視聴。http://sugarcoateddoc.com/

和訳すると、「糖衣をかけた「」あるいは「砂糖で覆われた」という意味らしい。

長い年月に渡り、いかに製糖会社が科学者と手を結び、「砂糖には人害がない」という通説を広めてきたかということが様々なエビデンスを基に暴露されている。

現在アメリカや世界各国における肥満の急増化、糖尿病や心臓病などの増加や若年化などの現象の一因として、砂糖の摂取量の急増化が挙げられている。ちなみにアメリカでは糖尿病の割合は、11人に一人だそうである。

今でも、ダイエットやカロリー制限のために無脂肪の食品が一部では推進されているが、脂肪が含まれない食品(たとえば無脂肪や低脂肪のヨーグルト)を消費者好みの味にするためには甘味がつけられ、健康食品という名のもと、砂糖の摂取が増加する。

子どもたちのスナックであるフルーツループやフルーツのグミ、たとえ果物100%としてパッケージに書かれていても、果糖である。フルーツジュースも同じ。

マクドナルドで、子どもの肥満上昇率に対する社会の懸念を反映してか、キッズミールにチーズバーガーを含まないだけでなく、チョコレートミルクの糖分をこれから減らすというニュースを最近目にした。思い切った方針だと思う。私も含めて、子どもが小さい頃は、たとえチョコレートミルクでも炭酸飲料を飲ませるよりはましだと思っていた。かなりの砂糖の量になるらしい。このようなチョコレートミルクは、オバマ政権からトランプ政権に移行したため、アメリカの学校給食でおそらくいまだに配られている。

http://abcnews.go.com/US/regular-chocolate-milk-back-school-menus-obama-era/story?id=51516430

ドキュメンタリーの中では、世界の中でも長寿国として知られる沖縄の若者たちが西洋の食生活の影響を受け、成人病が増えているということが紹介されていた。また日本のメタボ検診がアメリカが見習うべき国を挙げての肥満や健康支援対策として評価されていたのも興味深い。

アメリカ人(18歳以上)の2/3が肥満(obesity) またはやや肥満(overweight) だそうである。

http://www.garbagenews.net/archives/1979539.html

 

 

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クローディアの秘密

2017-09-04 18:03:30 | 映画・本・テレビなどを語る

オーディオブック、「From the Mixed-Up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler」をやっと聞き終えました。

これはアメリカでもっとも優れた児童書に与えられるニューベリー賞を1967年に受賞した作品です。

今日初めて日本語訳のタイトルが、「クローディアの秘密」であったことを発見!

私の印象では、お姉さんのクローディアに負けないくらい弟のジェイミーについて作品の中では描かれていたような気がするのですが、なぜかタイトルはお姉さんの名前だけ。

主題は、彼女のアイデンティティー探しなので、きっとそのように収まったのでしょうけど。

この作品の舞台になっているメトロポリタン美術館に、今年の1月に行ってきたので、親近感が湧きました。このオーディオブックの終わりのところで、現在のメトロポリタン美術館との違いについて語られています。家出して美術館に隠れるというところは、村上春樹さんの作品で地方の図書館に隠れて暮らす主人公の生活を連想させましたが、いずれにしても想像力を掻き立てらせる本です。

50年前に書かれた作品ですが、全く違和感なく読めました。子どもも大人も楽しめるお薦めの作品です。


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児童図書、再び

2017-08-01 09:42:09 | 映画・本・テレビなどを語る

この夏旅行の予定のない私は、日々の生活の中に「リフレッシュ」する機会を取り入れるために、児童図書を読み始めることにした。

もともと私は児童文学が好きで、学士と修士の論文テーマは児童文学の国際比較。また大学院在学中、ボストンのシモンズカレッジの児童文学の夏コースを受講した。この大学は、米国で唯一児童文学の修士号を出していた大学(その当時)で、この夏のセミナーは、全米だけでなく、イギリスからも著名な児童文学の著者を招待し、1-2週間のセミナーが開催され、私も1985年の夏に参加。

記憶はあやふやだが、スピーカとして、「ルピナスさんー小さなおばあさんのお話」のバーバラ・クーニー、「かもさんおとおり」「サリーのこけももつみ」などで有名なロバート・マックロスキー、イギリスの児童文学者ジョン・ロウタウンゼント。その他にもマーシャ・ブラウンなど、コールデコット賞の受賞者が何人か講師だったような記憶。

さて、この夏まず読んだのは、パラシオの「Wonder」。和訳も出ているが、英語も分かりやすいので、原著でも英語の勉強を兼ねて読んでもいい。

生まれつき顔に障害のある男の子アギ―が、学校に行くようになり、痛烈ないじめ生活の中から、いかに真の友人をつくり、逞しく成長していったかについてわかりやすく描かれている。本人が自分のありのままの姿を受け入れていることが、周りから愛されているキャラクターをつくっているのだと思った。自分の障害をなかなかカミングアウトできない我が息子と比較しながら、いろいろと感じるところがあった。

次に今読み始めているのが、ドイツを舞台にしたアメリカの作家Pam Munoz Ryanによる児童図書、Echo。

このように図書館員の方が紹介していらしたので(https://ameblo.jp/librarian-nightbird/entry-12108738986.html)、下記にペーストする。著名なニューベリー賞受賞作品。おそらく和訳は出ていないかと思う。Audibleで聞くと、ハーモニカなどの効果音が含まれているので楽しい。ドイツアクセントの英語も親しみがもてる。


禁じられた森で迷子になったオットーは謎めいた3姉妹に出会い、哲学、約束、ハーモニカに関わる奇妙な冒険に巻き込まれる。
それから何十年も後、ナチス支配下ドイツの少年フレドリック、大恐慌時代のペンシルヴァニアのマイク、そしてカリフォルニアのアイヴィの人生は、同じハーモニカに出会ったことで絡み合うことになる。
運命の見えない糸に導かれて、サスペンスフルな3人のソロは、最後にはオーケストラによるクレッシェンドに変化していく。

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「自分を操る超集中力」を読んでみる

2017-07-31 21:23:08 | 映画・本・テレビなどを語る

この夏読んだ本の一冊。

日本のアマゾンの図書の中では、稀にないレビューの多さに惹かれて読んでみる。

作者は、メンタリストDaiGoさんという方で、写真を見る限りは、かなりお若い方。

目新しいと思った情報を、記憶の範囲内で自分なりに紹介してみると

  • 集中力を挙げるためには、長時間仕事をするよりも、25分仕事し、5分休むといったリズムを作る方が効果が上がる。だらだらするよりも、その方がまた次にやろうというモティベーションアップにつながりやすい。
  • 複数のことを平行して行うより、1つをまずやってから、次のことに進む方が時間の無駄がない。私の仕事パタ―ンを振り返ると、Eメールが次々入りこみ、仕事を中断しメールの返事を書くことが多い。反省させられる。
  • 姿勢を正すなどの行動を無意識化することにより、本当に脳の集中力を必要とする事柄にエネルギーを費やすことができる。私のデスクワークは、つい猫背になることが夫から指摘されているので、まず自分の姿勢を正すことにより、無意識で行える習慣行動を増やそうと考える。そのような頭の切り替えにより、脳のエネルギーのを効率よく配分できる。
  • 睡眠は10時―2時を中心にとる。必要な睡眠時間は人それぞれ。就寝1-2時間前は、コンピューターや携帯電話などをなるべくやらない。睡眠1時間前にお風呂に入る。寝る前にネットをやらない方がいいというアドバイスは、世界共通。
  • 朝は集中力を必要とするブレインワークに最適。瞑想や散歩、朝食などの後、仕事モードに入り、11時頃までやる。午後は、理想的には、講義や会議などの仕事。夜は、あまり仕事に時間を割かない。
  • 目を使う作業が多くなると、脳も疲労。休憩の時はネットのゲームや、ネットサーフィンをしてさらに目を疲れさせるより、散歩など別のことをした方がよい。体を動かすことで、脳の働きもよくなる。
  • 瞑想などを取り入れることで、脳の回路を変えることができる。 

https://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%82%92%E6%93%8D%E3%82%8B%E8%B6%85%E9%9B%86%E4%B8%AD%E5%8A%9B-%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88DaiGo/dp/4761271760

 

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海からの贈り物

2017-01-02 09:23:54 | 映画・本・テレビなどを語る

先ほど紹介した本。表紙のデザインも素敵なので、デコレーションとして飾ることも可能。

初版から50年を迎えたアニバーサリ版。

https://www.amazon.com/Gift-50th-Anniversary-Anne-Morrow-Lindbergh/dp/0679732411

 

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あまくない砂糖の話-英語版視聴

2016-06-29 21:45:29 | 映画・本・テレビなどを語る

友人がフェイスブックで紹介していたドキュメンタリーです。

この映画のホームページには、このように紹介されています。

60日間砂糖を食べ続けたらどうなる?砂糖版『スーパーサイズ・ミー』!

俳優のデイモン・ガモーは、人間は平均で1日にティースプーン40杯もの砂糖を取っていることを知る。角砂糖やコーヒーシュガーだけが砂糖ではない。今や砂糖は形を変えて様々な食品に入り込み、加工食品の80%には砂糖が含まれているのだ。そこでガモーは自らの体を使い、一日にティースプーン40杯分の砂糖を60日間にわたって摂取するという実験に乗り出した。『スーパーサイズ・ミー』(04)では明らかに体に悪そうなマクドナルド商品だけを30日間食べるという生活だったが、本作では“ヘルシー”と宣伝されながら実際には大量の砂糖が隠されている食品に焦点を当てる。『スーパーサイズ・ミー』よりもはるかに身近な現実の恐怖、あまい砂糖に隠されたあまくない真実に迫る!

衝撃の結果が次々と!

ガモーは、低脂肪ヨーグルト、穀物バー、ジュース、シリアルといった、ヘルシーと信じられているが実際には大量の砂糖が潜んでいる食品を60日間食べ続けるという無謀な実験をスタートさせた。医師や栄養士などの管理の元、摂取カロリーは変えず、実験前から続けている運動もそのまま継続。変わったのは食生活だけなのに、実験開始12日目ですでに3.2キロも体重が増えてしまった!実験が半ばを過ぎた頃、国民の3人に1人が肥満になっているという世界一の“砂糖大国”アメリカへ飛ぶ。早速注文したスムージーには、“ヘルシー”と表示されているにもかかわらずスプーン34杯分もの砂糖が入っていた。ケンタッキー州では幼い頃から毎日マウンテンデューを飲み続けているという虫歯だらけの少年に出会い、“食”をめぐる教育に疑問を抱く。ニューヨークでは、『フード・インク』(08)でも描かれていたような政治と癒着する巨大食品企業の陰謀が次々と明らかに。さらに、砂糖を摂り続けているガモーの体にも異変が起こり始める…。前代未聞の実験の驚きの結果とは?

http://amakunai-sugar.com/introduction/

いや、なかなかためになる映画でした。

アメリカの朝食と言えば、グラノラバー、シリアル、ヨーグルト、ヘルシーもどきの食べ物の中には、砂糖がたくさん隠れていることは知ってましたが、これほどだと思うとかなりショックです。

砂糖の摂取が多くなることで、体のいたるところが酷使され、精神面にも影響が出てくることが良く分かります。女性としては、肌荒れも悲しい~。

幼少の頃から、毎日マウンテンデューを飲み続けてきた少年の歯の痛々しい姿、砂糖は中毒であるということがこのドキュメンタリーでよく分かりました。

チョコレートを毎日食べていた私も、目が覚めました。

効率よく仕事をし、元気に毎日を生活していくために、チョコレート、市販のシリアルやグラノラバー、市販の甘味のあるヨーグルトなど、しばらくやめてみようかと思ってます~!

 

 

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He's a Mexican

2016-06-03 22:45:24 | 映画・本・テレビなどを語る

トランプ氏の今日のインタビューで、トランプ大学の元受講生らに訴えられている件で、担当の連邦地裁のゴンザロ・クリエル判事について「Because He's a Mexican」と平然と言ってのけたことにおったまげてしまった。ちなみにゴンザロ・クリエル判事は親はメキシコの移民だが、本人は米国生まれ。

http://jp.wsj.com/articles/SB10513819889225894892604582105522741481072http://jp.wsj.com/articles/SB10513819889225894892604582105522741481072

また今日のカリフォルニアでの、トランプの黒人の支持者に対する”Look at my African American over here"という言葉とし、ここまで人種差別をあらわにすることに、タイムトラベルしたかのような錯覚だ。

しかしそういうトランプ氏をますます指示するアメリカ人の深層に、人種差別の根強い意識がいまだに流れていることを、移民である私はひしひしと感じる。ヨーロッパ白人も昔は移民であったことを忘れてはいけない。

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アメリカ大統領選挙をめぐる頭痛と絶望感

2016-06-02 19:38:08 | 映画・本・テレビなどを語る

昨年からニュースを見るのがますます億劫になった。

絶望を隠せないのが茶番劇を見ているようなトランプ氏にまつわる報道とトランプ氏自身の言動。

米国政府やメディアに不満の人々の代弁をするかのように、共和党支持層を中心にここまで指名力を知名度をあげてきた人だが、ここまでエゴが強く、もっとも大統領にふさわしくない人がその可能性を占めていることに絶望感を隠せない。

性差別、人種差別、宗教差別だけでなく、外交能力に危なっかしく、一言間違えると戦争になりかれないような爆弾的な存在であり、共和党のリーダーも含めて世界全ての人がここまで頭を悩ませるのは、ヒトラーに似た存在なのかもしれない。

それでも民主党のヒラリーやバーニーには絶対大統領になって欲しくないという人が、しぶしぶあるいは自ら進んでトランプ氏を支持する。私の義理母もその一人。そのことを巡って、オットと喧嘩になりかけたことがある。

アメリカ第一主義、帝国主義のメンタリティーはどうしてもなじめないが、日本も第二次世界大戦の前は帝国主義で、アジア諸国に対して犯した様々な罪科を思うと、人のことは言えないのかもしれない。

今日、共和党の下院委員長のライアン氏がしぶしぶトランプ氏をendorseすることになったと新聞記事に出ていたが、絶望感がますます高まる。

特に、昨日トランプ大学がいかにお金儲けで、詐欺に近い形で、人々からお金を徴収していたか、コンサルタントとして働いていた人たちが単にセールキャッチに長けていただけだったかということが暴露されていたことと、トランプ氏は自分は絶対変わるつもりはないとマスメディアに宣言していた様子を見て、こういう中、共和党の統一を目指して、ライアン氏もそういう行動に出たということが悲しい。

親たちは、アメリカの将来を担う幼い子どもたちに、この現象をどのように説明するのだろう。

 

 

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料理本の宝物

2016-05-16 12:57:17 | 映画・本・テレビなどを語る

私が宝物にしているお菓子の本。

小さい時からお菓子づくりに興味があったのですが、それもこの本に出合ってからです。

小管富美子さんの「家庭でつくれるお菓子150種」

1972年出版ですが、今でもアマゾンに出品されていました。中古本なら手に入るようです。

余りにも懐かしく、5年前に里帰りした時に、一緒にアメリカに持って帰ったのですが、久しぶりにこの本を見て、さつまいものあめだきを作ってみました。中華のおやつとして紹介されています。

この本に出ているお菓子の写真があまりにもおいしそうで、いつかこういうお菓子を食べてみたい、作ってみたいと思いながら幼少期を過ごしていたことを思い出します。

クッキーから初めて、ラスクやメレンゲ、ババロア、ゼリー、スイートポテト、シュークリームなどに挑戦したような気がします。母は確か、マドレーヌを作ってくれました。

今の時代では材料も手に入りやすく、レシピもインターネットで簡単に探すことができるようになりました。デザートも豊富で、自分で作らなくても安価で食べれる時代です。

しかし、インターネットで見つけるレシピとは違って、作り方の説明がとっても詳しく書いてあり、外国の話なども掲載されています。基本のスポンジケーキの作り方も、下準備から、二通りの作り方、バリエーションまで、お料理教室並みの情報です。

グラム量りができるスケールを購入したので、またページを開いて昔懐かしいお菓子を作ってみようかと思っています。

 

 

 

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熊本地震

2016-04-16 21:35:19 | 映画・本・テレビなどを語る

熊本地震のニュースが届いたのは、日本に住む友人からだった。

私が30年近く前に教会でいろいろとお世話になった方ご夫婦が、益城町にお住まいということで、心配で一緒に祈って欲しいという内容のメールだった。

熊本で教会の牧師先生としての働きをなされていらっしゃることは知っていたが、その教会の建物が非常に古くて、倒壊したのではないかと案ずる友人だったが、その後全国ニュースなどで、教会の一階がつぶれ、お嬢さんはドアの下敷きになり5時間後に救出されたことを知る。

ご家族の命が助かったのは、本当に感謝だが、今は先のことはとても考えられないといった状態だということを伝え聞きする。

余震が続く中、渦中にある方々はどれほど不安なことかと思う。フェイスブックを通して、無料宿舎、支援物資のニーズ、動物のケアについてなどのニュースがシェアされている。

そういう中、日本だけではなく、エクアドル沿岸でもM7.8の地震があったというニュースが入る。

余震が早くやみ、一刻でも早く救出作業が進むこと、避難所の人たちが家に帰ることができるようにと祈る。

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「あした死んでもいい片づけ」の本を読む

2016-01-25 08:21:50 | 映画・本・テレビなどを語る

昨年たまたま偶然にごんおばちゃまのブログを見つけ、この本を知りました。

なかなかインパクトのあるタイトルですが、年齢にかかわらず生前整理をすることの大切さに同感し、読んでみることにしました。

アメリカからでも日本のアマゾンで、送料も思ったより安く本が手に入ることを知り、自分へのクリスマスプレゼントとして去年買いました。ちなみにもう一冊購入したのが、「何を着るかで人生は変わる」というファッション・プロデューサーのしぎはらひろ子さんの本です。この本については、後日紹介してみます。

30分タイマーをかけて、一つずつ使わないものを「抜いていく」という方法です。「自分の始末は自分でする」「子どもたちの手をできるだけ煩わせない」と覚悟を決めてやっていくそうです。

「最後は金額ではなく、自分にとって使いやすくずっと愛でていきたいそんなものをほんの少し残す」と書いてあります。それによって、何倍も暮らしやすく穏やかな生活ができるということ、これは現時点の年齢に関わらず大切なことですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この本に感化され、仕事の合間、米国に移住してからの18年分の手紙やクリスマスカードの整理をしてみました。自分にとって思い出や嬉しいことの書いてある手紙や、この人とのつながりは続けていきたいと思う人の住所は取っておいて、あとは思い切って処分しました。フェイスブックなどで交流している友人も多いので、住所録などなくても、友人たちとつながっていけるのはありがたいです。

それにしても、本当に多くの人たちから支えられてきたのだということを、メールを読みながら実感しました。お忙しい中にもかかわらず、手紙を手書きで毎年書いて下さった方々も何人もいらっしゃって、皆さまの愛と励ましによって今の自分があるということを確認できたひとときでした。

今日もまた30分のタイマーで片づけてみようと思います。

 

 

 

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The 20 Most Beautiful Bookstores in the World(世界でもっとも美しい本屋のトップ20)

2014-01-20 15:17:27 | 映画・本・テレビなどを語る

アーティストの友人のFBリンクで紹介されていた世界でもっとも美しい本屋のトップ20。

ヨーロッパが多いが、中国は2店トップ20入り。

日本は代官山の本屋が20位入り。

http://flavorwire.com/254434/the-20-most-beautiful-bookstores-in-the-world#11

映画の舞台にでもなりそうなため息のでるくらい素敵な本屋さん。

http://www.bing.com/images/search?q=Selexyz+Bookstore&FORM=HDRSC2#view=detail&id=DDEA7479FC13CED408A41382D2324F35414FF91E&selectedIndex=0より写真転用

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O Morro Nao Tem Vez

2014-01-04 17:53:44 | 映画・本・テレビなどを語る

最近Pandoraで見つけて気に入り、CDを買った曲です。

Youtubeでも聞けます。

ジャズとサンバのコンビネーション。(註:最初は広告)

http://www.youtube.com/watch?v=EOdK1VCVNB4

もうひとつ気に入ったのが、ボサノバの

O Amor Em Paz (Once I Loved)

http://www.youtube.com/watch?v=HxHGkws7vRA

私が高校時代からファンだったWatanabe Sadaoさんのバージョンもお勧めです~

http://www.last.fm/music/Sadao+Watanabe/_/Once+I+Loved

 

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