二人ともそわそわした様子で中学校へ向かう。
この夏6年生になったばかりの娘にとっては、初めての中学生活。地域によっては、6年生はまだ小学校に含まれるところもあるらしいが、うちの学区では6-8年生が中学生。
中学生になると、教科ごとに担当の先生が代わり、教室を移動することもあって、慣れないうちは不安らしい。廊下に設置してある個人ロッカーの暗証番号を教えてもらったそうだが、うまく自分で開けることができず、先生に朝早くきて練習しなさいと言われたそうだ。
この中学では、算数は習得レベルに応じて3段階にクラスわけするらしい。5年生の終わりに嫌がる娘をなだめすかして上級クラス選抜試験を受けさせたが、それ以外の標準試験での算数の点数が良かったこともあって、どうにかPre-Algebra(代数の初歩のクラス?)に入れてもらえることになった。
学校の説明によると、算数の「中レベル」のクラスは、1学年上の内容を教えるらしく、このPre-Algebraでは2学年進んた内容となるらしい。そういうことで、7年生になりAlgebraを受講することになれば、その内容は高校レベルと同じになって、高校の通知簿に記載されるらしい。学校からの通知の手紙では、「こういう状況を踏まえた上でお子さんがちゃんと授業についていけるかよく考えた上でこのPre-Algebraのクラスに賛成するかどうか、サインをしてください」ということだった。契約書になるらしい。
娘の話によると、30人クラスだそうで、そのうち男子生徒が24人で女子生徒が6人。やはり男子生徒が圧倒的に多い。
娘は、息子とは全く正反対で、地道に努力するタイプではなく、宿題もよく忘れる。せっかくギフテッドプログラム(gifted program)にも入れてもらえることになったので、自分の能力や限界に挑戦して欲しいと親としては思うが、どうなるのだろう。
息子の方は、Track team(陸上ー長距離)に所属することにした。朝練のあるジャズバンドだけでなく、体を動かすスポーツ関係の部にも入ってみようかな、と気持ちが傾いていたところだった。
放課後2時間練習があるらしいが、自閉症者が苦手なチームスポーツではなく、個人のペースでやれる陸上部で、新たな自分を発見して欲しいと願っている。
引越しする可能性はあっても、普通にスタートした中学生活。