キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

今日から中学生!

2010-08-26 13:45:39 | アメリカ中学校事情
今日は、新学期の初日。

二人ともそわそわした様子で中学校へ向かう。

この夏6年生になったばかりの娘にとっては、初めての中学生活。地域によっては、6年生はまだ小学校に含まれるところもあるらしいが、うちの学区では6-8年生が中学生。

中学生になると、教科ごとに担当の先生が代わり、教室を移動することもあって、慣れないうちは不安らしい。廊下に設置してある個人ロッカーの暗証番号を教えてもらったそうだが、うまく自分で開けることができず、先生に朝早くきて練習しなさいと言われたそうだ。

この中学では、算数は習得レベルに応じて3段階にクラスわけするらしい。5年生の終わりに嫌がる娘をなだめすかして上級クラス選抜試験を受けさせたが、それ以外の標準試験での算数の点数が良かったこともあって、どうにかPre-Algebra(代数の初歩のクラス?)に入れてもらえることになった。

学校の説明によると、算数の「中レベル」のクラスは、1学年上の内容を教えるらしく、このPre-Algebraでは2学年進んた内容となるらしい。そういうことで、7年生になりAlgebraを受講することになれば、その内容は高校レベルと同じになって、高校の通知簿に記載されるらしい。学校からの通知の手紙では、「こういう状況を踏まえた上でお子さんがちゃんと授業についていけるかよく考えた上でこのPre-Algebraのクラスに賛成するかどうか、サインをしてください」ということだった。契約書になるらしい。

娘の話によると、30人クラスだそうで、そのうち男子生徒が24人で女子生徒が6人。やはり男子生徒が圧倒的に多い。

娘は、息子とは全く正反対で、地道に努力するタイプではなく、宿題もよく忘れる。せっかくギフテッドプログラム(gifted program)にも入れてもらえることになったので、自分の能力や限界に挑戦して欲しいと親としては思うが、どうなるのだろう。

息子の方は、Track team(陸上ー長距離)に所属することにした。朝練のあるジャズバンドだけでなく、体を動かすスポーツ関係の部にも入ってみようかな、と気持ちが傾いていたところだった。

放課後2時間練習があるらしいが、自閉症者が苦手なチームスポーツではなく、個人のペースでやれる陸上部で、新たな自分を発見して欲しいと願っている。

引越しする可能性はあっても、普通にスタートした中学生活。
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ジャズコンサートに聴きほれる

2010-03-27 07:06:55 | アメリカ中学校事情
昨日は息子の中学のジャズコンサートでした。

そこで知ったのは、息子たちのジャズバンド1グループが実は、2グループと並んでこの前アイダホ州で開かれたLionel Hampton Jazz祭の中学部で優勝したらしいです。

な、なんと息子の伝え方がぎこちなかったので、昨日まで知りませんでした。

先生が「今から優勝グループの演奏を聞かせましょう」と紹介したので、えっ?とダンナと顔を見合わせた私たちでした。

1ヶ月前のLionel Hampton Jazz祭からはるかに上達したみたいで、びっくりしました。優勝経験がみんなの自信になったんでしょうか。

途中、皆の呼吸が一致した瞬間があり、はあーっと聴きほれてしまいました。録画できなかったのが本当に残念です。

こういうバンドに入れてもらってホントにありがたいことです。

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自閉症と賞と寝言

2010-03-05 14:57:44 | アメリカ中学校事情

たくさんの賞をいただいて、今日は息子にとって嬉しい日でした。

3つの賞だと思っていたら、もう一つ体育の先生から「愛他行動」(思いやり)の賞までいただいてびっくりでした。人づきあいのない息子が、いったいどうやって思いやりを示しているのか、親としてとても不思議で、先生に尋ねてみたいものです。

学校でがんばっている反面、毎晩のようにうなされたり、寝言を言う息子なので、きっと気をはりつめながら学校生活を送っているのでしょう。

相変わらず自己肯定感がなかなかもてず、「ボクはなぜ日本で生まれたんだ?」とか「ボクはアメリカに生まれたら自閉症にならなかったんだ」と少し勘違いしながらも、障害と向き合っている息子なので、成功の経験を積み重ねていって欲しいです。

 

 

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チョコレートチップクッキーと表彰式

2010-03-04 14:30:10 | アメリカ中学校事情

明日は、息子の中学の7年生の表彰式。

デザートを持っていかなければならないらしく、息子のリクエストでチョコレートチップクッキーを12ダース一緒に作る。

12ダースと言えば、12x12でなんと144個のクッキー。

ちょっと塩が多めに入ってしまったみたいで、息子に怒られてしまったけど、バターたっぷりのチョコレートチップクッキーができあがり。

表彰式では、3つの賞をもらえるらしく、今から楽しみにしている息子。この日だけは、自閉症でいつも目立たない息子も皆に注目してもらえるのが嬉しいらしい。その気持ちよく分かる。

一つは最優秀成績賞(High Honors)らしく、ストレートAだったのでもらえるそうだが、息子の話によると沢山いるんだよ、ということでちょっと残念そう。だんだん、欲が出てきたのかな?

あとは国語と社会の先生が「努力賞」に息子を選んでくださったらしい。その気持ちが嬉しい。

 

 

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ニューヨークスタイルチーズケーキでお祝い

2010-02-26 15:35:34 | アメリカ中学校事情
ジャズ祭は、息子の学年のバンドは賞をもらえなかったのですが、1年上の8年生たちは優勝、しかも初優勝だったそうです~。息子の中学で始めてだったそうで、顧問の先生、さぞ大喜びでしょう!

お祝いに息子の好きなNew York Style Cheese Cakeを作りました。

卵4個
クリームチーズ1箱
サワクリーム 16オンス
生クリーム 8オンス
レモン汁
砂糖2カップ(1カップ半に減らす)

を混ぜて低温で70分焼くだけ。簡単かつものすごく高カロリーのケーキになりました!

ケーキに少しお化粧して、華やかさ演出です。

お気に入りのオーストリアのリリアンさんのブログに刺激を受けて、作ってみました。
http://www.flickr.com/photos/lillian_day/4356297698/
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ライオネル・ハンプトン・ジャズ祭で初演奏

2010-02-26 06:38:06 | アメリカ中学校事情

今日は息子が、ライオネル・ハンプトン・ジャズ祭(Lionel Hampton Jazz Festival)に初出演です。

このジャズ祭、アイダホ州立大学の町モスコーで毎年開かれるんですが、ジャズのプロ演奏者やその卵たちが全米から集まってくるようです。

若いジャズ演奏者を育てようと、息子のような学校のジャズバンドも数多く参加して、専門家の指導を受けたり、ワークショップに参加するそうです。

詳しくは、http://www.uidaho.edu/jazzfestを見てくださいね。

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Flight Simulatorに夢をたくす

2010-02-12 04:50:08 | アメリカ中学校事情

13歳の息子がひさびさに夢中になっているのが、Flight Simulatorのゲームソフト。

自分の行きたい国を決めて、世界あちこちを旅行しているらしい。最近ではマイクロフォーンを使って、機長になりながら機内アナウンスもこなす。

毎日コツコツ練習をこなしているので、これだけ技術に精通しているんだったら、本当に飛行機操縦できるんじゃないの?と思ってしまうが、どうなんだろう?

この写真は、2年前に飛行機に乗って旅行した時のもの。

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国語の宿題にカバーレターを書く

2010-02-12 04:30:53 | アメリカ中学校事情

 

                   xxxxxxxxxx
2482 xxxxxx
Honolulu, Hawaii 96801

To Whom it may concern:

            I am very qualified for the financial advisor position at the Midwest America Bank.

            I've had many valuable experiences that have built strong skills in banking and in marketing.  In 2005 I began working as a teller at Bank of America in New York and I was promoted to a full time loan officer after 2 years.  I worked also as a loan officer from 2008-2009 at US Bank in Honolulu, Hawaii.

            Soon I am going to move with my family to Chicago and plan to live there indefinitely.

            6 years of studies at Long Island University led to an MBA.  This has also been an experience itself taking a semester of marketing.

            During my studies I discovered my interest in banking and marketing.  I have been involved in banking services around the country ever since.

            I believe that I am knowledgeable and have a passion for service.  I believe that I am also conscientious and professional in my work.   It would be an honor to work for your company.   Thank you for your time and I look forward to speaking with you in the near future.

Sincerely,

xxxxxxxx

 

これは、中学2年生の息子の国語の宿題で作成したカバーレターです。自分が将来なりたい職業を決め、そのためにはどの大学に行き、どういう職業経験を積むことが必要なのかをリサーチし、自分の長所短所を客観的に把握して、履歴書も作ります。

なかなか面白いプロジェクトです。

息子が選んだ職業は銀行員で、MBAも取得する予定だそうです。本当は世界で始めての自閉症者のパイロットになりたいそうですが、履歴書の作成しやすい銀行員を選んだみたいです。

 

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アメリカの性教育のゆくえ

2010-02-10 14:53:23 | アメリカ中学校事情
今夜は息子の中学で開催された性教育のミーティングに参加。社会の時間に導入する予定の性教育カリキュラムを親に事前に閲覧してもらい、理解を求め、質問に応じるというというもの。カリキュラムは、ワシントン州共通のF.L.A.S.H.(「家族生活と健康的な性」の略)と命名されたもので、基本的には全ての生徒が参加しなければならないらしい。

息子の7年生(13歳)のカリキュラムでは、性病、エイズ、HIV感染、避妊について詳しく説明され、特にどういう状況で感染されるのか具体例を挙げて説明されている。

親として気になるのは、今のこの年齢で避妊のやり方(コンドームの取り付け方の手順)、様々なタイプのセックス(オーラルセックス)などについて子どもたちに説明し、それらの行動がどのような結果に結びつくのかを知ってもらおうというものだが、かえって悪影響の方が大きいのではないだろうか。アメリカの性教育、どこまで進むのだろうかと、不安に見守る私たち。

そういう最中、このような記事をニューズウィークで発見。タイトルは、「セックスするな教育」の成功に不満?。これは先週、「小児科学と青年医療研究」誌2月号に掲載された論文が、アメリカで論争を呼んでいるというはなし。このような記事が査読で通ったことが嬉しいが、リベラル派の人たちにとっては不満らしい。

http://newsweekjapan.jp/stories/us/2010/02/post-993.php
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Growth Spurt? 食欲旺盛な息子と犬

2009-12-07 14:35:12 | アメリカ中学校事情
英語では、子どもが急によく飲み食べし始めてぐーっと成長することをGrowth Spurtと言うらしい。

13歳の息子もまさしくGrowth Spurt らしい。

たとえば今晩久しぶりに揚げ物(感謝祭のマッシュポテトの残り物を使ったコロッケ、とんかつ)を作ると、息子が食べたのは。。。。

1.コロッケ4個
2.とんかつ2枚
3.ご飯茶碗1杯
4.みそ汁

ところが、1時間半後にまたまたおなかがすいたらしく

1.トースト1枚
2.ブルーベリーとクリームチーズ入りフレンチトースト1切れ

を食べる。

それにも負けていないのが、犬のシェークスピア。食べ物への執着心は恐ろしいほど強く、何を食べさせても、3日ほど断食していたかのごとく、がつがつとまたたくまに平らげてしまう。おかげで、うちにきてから5ポンド程、体重も増加中。

反面、ネコのココアはシェークスピアの到来=ストレスで、かなりスリムに変身。小顔になり目もぱっちり。

それにしても、息子と犬の食べ盛りいつまで続くのかしらん。家計が大変そう!
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人気グループ、おたくグループ、おとなしいグループ、などなど

2009-11-24 14:30:49 | アメリカ中学校事情
いまどきの中学では、その人気度や性格によってランクづけがあるらしい。

みんなからの人気者は「Popular Group」(人気グループ)と呼ばれるらしいが、うわさによると、自称「人気グループ」を名乗っている女の子たちもいるらしいので、その真偽のほどは怪しい。

それから「OK Group」。人気があるわけでもなく、みんなから嫌われているわけでもない、あたりさわりのない子どもたちのことらしい。

「Geek」「Weirdo」「Nerds」と名づけられるグループは、いわゆる「おたく」「変人」の意味。

それから「Quiet」(おとなしい、静か)とラベルづけられるグループがあるらしい。

息子に、「あなたは、なんなの?」と聞くと、「ボクはPopular(人気ある)でもないし、Non Popular (嫌われている)でもないし、I don't exist (存在しないんだ)」との一言。

「えーっ???」と聞きなおすと、「ボクはいい教育を受けるために中学に行っているんだ。けれどもボクの存在は誰にも気に止められないんだ」とのナント悲しいというか世の中を知り尽くしたような答え。

親である私は、あぜんとしてしまうが、その答えを毅然と繰り返す息子の言葉になんだかユーモアも感じてしまい、思わず笑ってしまう。

そういう息子のユニークさに面白さを感じる友達が将来できそうな気がするのは、親のひいき目なのだろうか??

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コンサートバンド:大学対戦試合の曲

2009-10-17 09:08:45 | アメリカ中学校事情
もう一つだけ。。。大学対戦試合の応援曲です。

最初の方、ビデオかなりぶれているので、頭がくらくらするかもしれません。気をつけてくださいね。

http://www.youtube.com/watch?v=_DE8phANhl8
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息子のコンサート

2009-10-16 13:14:24 | アメリカ中学校事情
ちょっとだけですが、息子のコンサートの様子をYoutubeに録画してみました。

http://www.youtube.com/watch?v=POcrZKgLf8g
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息子の中学コンサートバンドの演奏会

2009-10-14 14:15:45 | アメリカ中学校事情

今夜は、息子の中学コンサートバンドの演奏会。

白いシャツに黒のズボン姿で正装し、最初から最後までそつなくこなしている姿を見ると、親としてはじーんとくるものがある。

特殊教育の恩恵を受けた息子としては、大勢の観客に対面しながら、皆と同じように舞台に登場し、お辞儀をし、自分の椅子に座るということだけでも、奇跡のように感じてしまう。しかも、6曲すべて暗譜したみたいで、楽譜なしで演奏したことに拍手を送りたい。

今月末には、ホームカミングパレートで演奏し、来月はジャズフェスティバルでのコンサート。日本のおじいちゃんおばあちゃんにぜひ聞かせてあげたいなぁ~。


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Net Nannyを購入

2009-10-09 15:24:08 | アメリカ中学校事情
インターネットのフィルターをCyber Sitterから Net Nannyに変えることにした。

家中のコンピューターに取り付けると、年間60ドル。少し高い気もするが、これからますます思春期にさしかかる息子のことを考えると、親の責任なのかもしれない。

フィルターをかけると、性・暴力・ギャンブルなどのサイトは一切アクセスできないし、万が一そのようなサイトにアクセスした場合は、親にメールが送られるというシステムになっているらしい。

それ以外にもフィルターをかけたのが、Youtube。役に立つ情報も豊富に含まれている反面、とてつもない映像が含まれていて、びっくりすることがある。たとえばこれまで息子が閲覧した中でおったまげたのが

・失神する方法
・自販機からお金を盗む方法

などで、親としては心配になる。

興味が広がっていく一方、間違った方向に足を踏み込まないように事前に親ができることを責任もってするといった点では、Net Nannyのようなフィルターはありがたい。
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